日本英語検定協会は2025年11月10日、2026年度第1回検定より「実用英語技能検定(英検)」の検定料を全級一律100円引き下げると発表した。対象は「英検(従来型)」「英検S-CBT」「英検S-Interview」の全方式。 同協会では近年、AIを活用した問題作成や生涯学習アカウントを活用したデジタルサービスの充実、英検S-CBTの海外展開など、ICTを積極的に導入し、運営基盤の強化を進めてきた。こうした取組みにより財務状況は改善し、安定した運営体制を確立しつつある。一方で、物価上昇により家庭の教育費負担が増大している現状を踏まえ、公益財団法人としての社会的使命をあらためて重視。英語学習の機会をより多くの人に提供する観点から、受験者への還元策として検定料を一律100円引き下げることを決定したという。 対象は「英検(従来型)」「英検S-CBT」「英検S-Interview」の全方式。個人・団体申込み共に、一律100円オフの新料金に変更となる。改定後の検定料(税込)は、「英検(従来型)」の本会場の場合、5級が4,000円、4級が4,600円、3級が6,800円、準2級が8,400円、準2級プラスが8,600円、2級が9,000円、準1級が1万400円、1級が1万2,400円となる。 海外会場の検定料(本会場・準会場)は、別途、確定次第、英検Webサイトにて案内される。また、試験日程などの実施概要については、後日あらためて公表される。