跡見学園女子大、初の女性学長に森まり子氏…2026年4月就任 | NewsCafe

跡見学園女子大、初の女性学長に森まり子氏…2026年4月就任

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跡見学園女子大学学長就任予定 森まり子教授
 跡見学園は2025年10月28日、跡見学園女子大学の次期学長に文学部長の森まり子教授を選任した。1965年の大学設立以来、初の女性学長となる。現学長の小仲信孝氏の任期満了にともなうもので、森氏の任期は2026年4月1日から2030年3月31日までの4年間。

 次期学長に就任する森まり子氏は、中東近現代史、政治思想史を専門分野とする。2001年に東京大学大学院総合文化研究科博士課程を修了後、ハーバード大学中東研究所博士研究員、東京大学大学院総合文化研究科特任准教授などを経て、2013年に跡見学園女子大学文学部准教授として着任。2018年に教授に就任し、現在は文学部長と大学院人文科学研究科長を務めている。

 おもな著書には『社会主義シオニズムとアラブ問題』(岩波書店)、『シオニズムとアラブ』(講談社)、『イスラエル政治研究序説』(人文書院)などがある。ほかにも、アメリカ外交や民主主義の思想的源流に関する研究論文を多数発表している。

 跡見学園女子大学は、教育者であり芸術家であった跡見花蹊氏が1875年に創設した「跡見学校」を起源とする。跡見学校は日本人が始めた国内初の私立女子教育学校で、2025年に学園創立150周年、女子大学設立60周年を迎えた。大学は「自律し自立した女性の育成」を教育方針に掲げ、現在は文学部、マネジメント学部、観光コミュニティ学部、心理学部の4学部と大学院に約2,600名が学んでいる。

 同学園は現在、学部学科再編に加え、埼玉県新座市と東京都文京区にあるキャンパスを、2029年度をめどに文京キャンパスへ一元化するなど、教育環境の改革を進めている。
《吹野准》

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