【高校受験2025】大分県立高、学力検査の正答率・教科ごとの分析結果 | NewsCafe

【高校受験2025】大分県立高、学力検査の正答率・教科ごとの分析結果

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各教科ごとの出題方針
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  • 英語の正答率
  • 英語の分析結果
 大分県教育委員会は2025年7月3日、2025年度(令和7年度)大分県立高等学校入学者選抜学力検査(第一次)の正答率と受験者の解答を分析した結果を公表した。各教科の出題方針により、どのような力が求められているかがわかるようになっている。

 2025年度大分県高校入試の「教科分析」は、これまでの学習の在り方を見直したり、これからの学習の進め方を考えたりするうえで参考となる情報がまとめられている。具体的には、各教科の「出題方針」により、どのような力が求められているか、また「入試問題分析」では、受験者の解答に見られた傾向とともに、今後の指導の在り方について中学校・高等学校別に記載している。

 たとえば「英語」では試験問題の作成にあたり、「聞くこと」「読むこと」「話すこと(やり取り)」「話すこと(発表)」「書くこと」の各領域にわたり、調和のとれた出題となるように配慮。語彙、文構造、語法などの知識をもとに、思考力、判断力をはたらかせて、まとまりのある文章を正確に理解したり、英語で適切に表現したりする力をみるように作成された。

 英語で特に正答率が低かったのは、大問5(6)7「英文の要点理解」。中学生のスピーチの内容を流れに即して理解し、概要や要点を読み取る力を測る問題で、平均正答率は2.0%にとどまった。前後の文脈は理解できているが、空所に入る適切な語の選択ができなかったという。

 評価の観点でみると、「聞くこと」「読むこと」は、内容と捉える問題や表、スライドを踏まえて話の要点を捉える力(知識および技能)および、具体的な目的や場面、状況等に応じて必要な情報または概要や要点などを理解する力(思考力・判断力・表現力)は身に付いていると分析。

 一方、「書くこと」については、学習した語彙や文構造を文脈に沿って正確に使う力(知識および技能)が求められると指摘。また、大問4(5)「世界が抱える課題について」(思考力・判断力・表現力)は、無記入率が45.2%となったことから、自分の考えを理由や具体例を意識しながら伝え合う力とともに、日常的な話題だけでなく、社会的な話題にも触れておくことが重要になると分析している。
《川端珠紀》

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