JIKKENがディスレクシア・ディスグラフィア当事者の「声なき声」に応え開発したAI機能搭載アプリ「しゃべるノート」が2025年8月中に正式リリースされる。音声入力、リアルタイム文字起こし、カメラを使った文字認識と読み上げ、AIによる文章校正や要約など、あらゆる支援機能を1つに統合している。 学習障害(ディスレクシア・ディスグラフィア)は、知的能力とは関係なく、脳の情報処理の特性により読み書きに困難が生じる状態であるが、現在の教育や労働環境は依然として読み書き能力を前提に設計されている。このため、学習障害を抱える人は、教科書を開くことやノートを取ること、レポートを提出することに多大な精神的エネルギーを要するという。 「しゃべるノート」は、話すだけでAIがリアルタイムに文字起こしを行い、カメラで撮影した教科書や資料をAIが文字認識し、音声で読み上げる機能を備えている。また、AIチャット機能により、文章の要約や誤字チェック、専門用語の意味を24時間365日サポートする。目に優しいUDフォントやディスレクシア向けフォントへの切り替え、行間や文字間隔の調整、ハイコントラストモードなど、ユーザーがもっとも心地よいと感じる設定にカスタマイズも可能だ。 「しゃべるノート」は、単なる便利なノートアプリではなく、学習における「バリア」を破壊し、誰もが自分らしく学べる世界を実現するための「デジタル学習パートナー」として設計されている。 対応OSはiOSとAndroid。現在、「しゃべるノート」の公式サイトでは事前登録キャンペーンを実施しており、アプリの事前登録と、リリース当日利用で、初月980円の特別価格で提供する。