<正答>・7/10(10分の7) 日本では、簡単な場合について確率を求めることについて中学校2年生で学習する指導要領となっている。「確率」の学習では、さいころの目の出方や2枚の硬貨を投げた時の表と裏の目の出方など、起こり得るすべての場合を簡単に求めることができる事象を取り上げて、実際に生徒に試行させ、求めた確率を実感を伴って理解できるような指導を行なっている。国立教育政策研究所は、中2でのこうした学習が、同設問の高い正答率につながっているのではないかと分析している。 数学における日本の中2の平均得点は「内容領域別」「認知的領域別」ともに国際的に高い水準にある。算数・数学で400点に達した割合は小4・中2ともに99%と極めて高く、625点以上の高得点層の割合は小4で32%、中2で37%と国際中央値より高い水準となっている。 TIMSS2023の結果(概要)については、国立教育政策研究所のWebサイトから見ることができる。