京都芸術大学と東北芸術工科大学は2025年2月22日から3月2日まで、国立新美術館で学生選抜展「DOUBLE ANNUAL 2025」を開催する。同展に先駆け、京都芸術大学では2024年12月5日から15日まで、東北芸術工科大学では12月10日から20日まで、それぞれのキャンパスでプレビュー展を実施。プレビュー展では、キュレーターからの直接指導を受け、作品の改良を図ることができる。 「DOUBLE ANNUAL」は、両大学の学部生と院生を対象にした選抜展。今年度は89組の応募者から11組が選ばれた。選ばれた学生たちは、現役のキュレーターから助言を受けながら作品を発展させる。今回のテーマである「アニュラスのじゃぶじゃぶ池/omnium-gatherm」では、さまざまな表現や考え方をもつ人々が集い、混ざりあう公共空間をイメージしているという。 プレビュー展は、国立新美術館での展示に向けた重要なステップであり、学生たちはキュレーターとの対話を通じて作品をさらに改良する機会を得る。京都芸術大学のディレクターには堤拓也氏、東北芸術工科大学のディレクターには慶野結香氏が就任し、監修は片岡真実氏が担当する。 プロジェクトは、学生たちにとって実践的な芸術教育の場となり、プロのアーティストとしての成長を促すことが目的。プレビュー展を通じて作品の改良を重ね、国立新美術館での展示に向けて準備を進めていく。◆DOUBLE ANNUAL 2025 プレビュー展(京都)日時:2024年12月5日(木)~12月15日(日)10:00~18:00会場:京都芸術大学 人間館1階 ギャルリ・オーブ(京都府京都市左京区北白川瓜生山町2−116)対象:一般募集人数:制限なし参加費:無料申込方法:不要◆DOUBLE ANNUAL 2025 プレビュー展(山形)日時:2024年12月10日(火)~12月20日(金)9:00~17:00 ※日曜閉館会場:東北芸術工科大学 本館7F THE TOP(山形県山形市上桜田3-4-5)対象:一般募集人数:制限なし参加費:無料申込方法:不要◆DOUBLE ANNUAL2025(本展)会期:2025年2月22日(土)~3月2日(日)会場:国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)