東京国立博物館は、2025年1月2日から恒例の「博物館に初もうで」を開催する。巳年にちなみ、ヘビにまつわる作品を特集し、長谷川等伯筆の国宝「松林図屏風」などの名品を展示する。参加費は一般1,000円、大学生500円で、高校生以下は無料。 このイベントは、毎年正月に開催される恒例行事で、文化財を通じて新年を祝うことを目的としている。2025年は巳年であることから、ヘビに関連する絵画や彫刻、工芸品を集めた特集が組まれる。ヘビは古くから人々に不思議な力を感じさせる存在であり、その魅力を多角的に紹介する。 特集展示では、タイ・ロッブリー出土の「ナーガ上のブッダ坐像」や、宗義作の「自在蛇置物」などが展示される。これらの作品は、ヘビのもつ美しさや迫力を感じさせるもので、観覧者に新たな視点を提供する。また、重要文化財である「十二神将立像(巳神)」や、渓斎英泉筆の「胆松に白蛇」なども見どころとなっている。 さらに、1月2日と3日には新春イベントが開催され、和太鼓や獅子舞などの伝統芸能が披露される。そのほか、いけばな展示やVR作品の鑑賞、ミュージアムショップでのプレゼント企画など、多彩な催しが予定されている。 東京国立博物館は、文化財を通じて日本の伝統と文化を広く伝えることを目指している。今回のイベントもその一環として、多くの来館者に新年の喜びを提供することを期待している。◆博物館に初もうで会期:2025年1月2日(木)~1月26日(日)会場:東京国立博物館 本館 特別1・2室参加費:一般1,000円、大学生500円、高校生以下無料