笹川スポーツ財団は、2024年6月から7月にかけて全国の18歳以上を対象に「スポーツライフに関する調査」を実施し、その結果を発表した。調査では「好きなスポーツ選手」の項目で、大谷翔平が41.5%の得票率を獲得し、圧倒的な1位となった。大谷は性別や年代を問わず、すべてのカテゴリーで1位を獲得した。 この調査は1992年から2年ごとに実施されており、運動・スポーツの実施状況や観戦率などを明らかにしている。2024年の調査では、全国の市区町村に居住する18歳以上の男女3,000人を対象に、訪問留置法による質問紙調査が行われた。 大谷翔平は2024年1月にMLBのロサンゼルス・ドジャースと10年総額7億ドル(約1,015億円、契約当時の為替レート)で契約を結び、話題を集めた。今シーズンは手術からのリハビリを優先し、打者に専念した結果、MLB史上初の「本塁打50本・50盗塁」を達成した。また、2年連続本塁打王と自身初の打点王、日本人初のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)も達成した。 2位には石川祐希、3位には井上尚弥がランクインした。石川はバレーボール日本代表の主将として活躍し、2024年パリオリンピック大会出場に貢献した。井上は世界スーパーバンタム級4団体統一王者として2度の防衛に成功している。初のトップ10入りを果たしたのは、5位の髙橋藍、9位の近本光司、三笘薫、久保建英である。 年代別の結果では、大谷翔平がすべての年代で1位を獲得し、特に60歳代と70歳以上では得票率が50%を超えた。石川祐希も全年代で3位以内に入り、幅広い世代から支持を受けている。60歳代、70歳以上では力士の大の里、宇良、琴櫻が上位にランクインした。 調査結果をまとめた「スポーツライフ・データ2024」は、2025年3月に発売予定。◆好きなスポーツ選手20241位、大谷翔平(野球)2位、石川祐希(バレーボール)3位、井上尚弥(ボクシング)4位、イチロー(野球)5位、髙橋藍(バレーボール)