甲南女子大学は2025年12月2日、2027年4月に文学部と国際学部を「文学部 日本文化学科(仮称)」「文学部 メディア表現学科」「国際学部 国際学科(仮称)」に再編することを発表した。 甲南女子大学では、2025年度に心理学部、2026年度に社会学部・教育学部を開設し、教育内容やカリキュラムの見直しを進めてきた。今回の再編はその一環として実施するもの。 「日本文化学科(仮称・構想中)」では、従前の「日本語日本文化学科」の学びを刷新し、学科の学びを日本語日本文学分野、歴史・地域分野、コミュニケーション分野の3つに再編することで、多様な視点から日本文化への理解を深める。また、それらの本質や魅力を多様な人々に発信する力を養成し、実社会に役立つ学びへと見直す。 新カリキュラムとなる「メディア表現学科」では、現行9つの学修領域を、ヴィジュアルカルチャー分野、クリエイション/AI分野、ソーシャルデザイン分野の3つに再編する。これまでにない広い学びの機会を提供するとともに、「デザイン思考」を学科全体の教育に取り入れることで、自身の創造性を社会課題の解決につなげられる人材の育成を目指すという。 「国際学部(仮称・構想中)」では、現代の学生や社会などのニーズを踏まえて、現在の国際英語学科と多文化コミュニケーション学科を統合し、「グローバル共生専攻」「英語キャリア専攻」「韓国語・韓国文化専攻」の3つの専攻を設置する。なお、国際学部では希望者全員の留学が可能。 各科の定員は、「文学部 日本文化学科(仮称)」が75名、「文学部 メディア表現学科」が75名、「国際学部 国際学科(仮称)」が190名。なお、発表内容は予定であり、変更となる可能性がある。また、学部・学科・専攻の名称はすべて仮称。最新情報は、甲南女子大学公式Webサイトで随時発信するとしている。