【中学受験2026】学習塾が勧める「ICT教育に力を入れている中高一貫校」ランキング | NewsCafe

【中学受験2026】学習塾が勧める「ICT教育に力を入れている中高一貫校」ランキング

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学習塾が勧める中高一貫校ランキング2025「ICT教育に力を入れている中高一貫校」トップ10
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 大学通信は2025年12月3日、学習塾が勧める中高一貫校ランキング2025「ICT教育に力を入れている中高一貫校」を発表した。3位に芝浦工業大柏(千葉・共学)、4位に開智未来(埼玉・共学)、5位に市川(千葉・共学)がランクイン。1位と2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

 学習塾が勧める中高一貫校ランキングは、大学通信が首都圏の学習塾にアンケートを実施し、312学習塾の塾長・教室長から得た回答を、項目別に集計したもの。各回答者に推奨する学校を5校まであげてもらい、1番目を5ポイント、2番目を4ポイントとポイント化し、その得点により順位付けしている。

 ICT教育に力を入れている中高一貫校では、3位に「芝浦工業大柏(千葉・共学)」、4位に「開智未来(埼玉・共学)」、5位に「市川(千葉・共学)」、6位に「桜丘(東京・共学)」、7位に「駒込(東京・共学)」、8位に「千葉明徳(千葉・共学)」「芝浦工業大附(東京・共学)」「三田国際科学学園(東京・共学)」がランクイン。ランキング入りした中高一貫校はすべて私立だった。

 3位の芝浦工業大柏は、前年の7位から4ランクアップ。同校はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されており、第1期・第2期を経て、2024年より第3期を迎えた。第3期SSHでは、「自律的活動力」「問題発見力」「問題解決力」「研究基礎力」の4つから構成される「SSコンピテンシー(芝浦サイエンスコンピテンシー)」を掲げ、これらを育むためのカリキュラムのもと、ICTを活用した探究活動や研究活動を行っている。学生生活や授業においては、Google Workspace for Educationのほか、主体的・協働的な学びを促進するツールとしてschool Taktを導入。相互に学び合う活動を通して、互いに学習意欲を高め合う環境が整備されている。

 4位の開智未来は、開智学園の2番目の中高一貫校として「教育開発」をコンセプトに開校した学校。「Inquiry=探究活動」「International=世界水準の英語発信力」「ICT=つなげる知能としてのICT」を表す「3I's」を教育の柱とし、開智学園が掲げる「国際社会に貢献する心ゆたかな創造型発信型リーダーの育成」を目指す。ICT教育においては、モラルやマナーを学んだうえでデジタルリテラシーを高め、300人が独習できる「アカデメイア」や「質問スペース」などの独自の学習環境を提供。1年間の学びの総仕上げとして毎年開催する「未来TED」では、中学1年から高校2年までの各学年代表の生徒がICT機器を駆使した日本語や英語のプレゼンテーションで競い合う。

 5位の市川は、2009年よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けており、現在は第4期にあたる。全学年で実験を中心とした学習活動を行うほか、高2の理系選択者には全員必修で行う探究的・課題研究カリキュラムを提供。また、中学3年から1人1台のタブレットPCを貸与し、英語ではネイティブスピーカーによるマンツーマンでのスピーキングトレーニング、理科では実験のようすを動画や写真で撮影し、その後の検討や分析、試験前の復習を行うなど、さまざまな学習の場で役立てる。さらに、Classiやschool Takt、Libryなどのアプリケーションを充実させることで、学習活動にとどまらず、生徒の自主的な活動にもICT機器を有効に活用している。

 大学通信のWebサイトでは、ランキングの1位と2位を掲載しており、6位までの上位校については各校の学びの特色を紹介。このほか、ランキングの1位から30位まで、計35校を一覧でまとめている。

学習塾が勧めるランキング2025…ICT教育に力を入れている中高一貫校
《黄金崎綾乃》

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