生成AIが子供の将来の職業選択に影響を与えると考えている保護者は約6割にのぼることが、進学塾・栄光ゼミナールが2025年10月28日に発表した「小中高生の家庭の職業観に関する意識調査」の結果より明らかになった。 同調査は、2025年9月6日から9月16日に実施し、小学1年生~高校3年生の子供を持つ保護者2,250人(小学生保護者1,003人、中学生保護者758人、高校生保護者489人)から有効回答を得た。 保護者自身が生成AIを使用したことがあるか聞いたところ、小学生保護者の71.4%、中学生保護者の63.3%、高校生保護者の56.4%が「使用したことがある」と回答した。 一方、子供が生成AIを使用したことがあるかについては、小学生保護者の35.1%、中学生保護者の50.3%、高校生保護者の60.7%が「使用したことがある」と回答した。生成AIを使用した場面では、学校外での使用が全体の8割以上ではあるものの、特に高校生では学校の使用経験も多く見られた。保護者だけでなく子供たちも、生成AIを使用する機会が増加している。 子供の将来の職業選択に、生成AIが影響を与えていると思うかという質問に対しては、小学生保護者の66.6%、中学生保護者の65.3%、高校生保護者の58.5%が「そう思う」と回答した。この結果から、AIの普及が子供たちの職業観にも影響を与えていることがうかがえる。