愛知県教育委員会は2025年10月24日、「令和8年度愛知県公立高等学校入学者の募集について」を公表した。2026年度(令和8年度)入試の募集区分や選抜方法、検査内容、出願手続き、日程などをまとめたもので、全日制・定時制・通信制課程の各選抜の詳細が示された。各高校の募集人員一覧もあわせて掲載。県内すべての公立高校で推薦選抜と一般選抜を実施する。 推薦選抜は全日制課程の全校・全学科で行う。出願期間は2026年1月26日から2月2日まで、面接は2月5日に実施し、合格発表は2月9日に行う。デザイン科(名古屋市立工芸のみ)、スポーツ科学科、音楽科および美術科は、面接に加えて特別検査(実技試験)を課す。実施日はデザイン科、スポーツ科学科、美術科が2月5日、音楽科が2月5日および6日。 推薦選抜と同日程で行う特色選抜は、募集人員の20%程度を上限に、一部の学校・学科で実施する。志願者全員に面接を課すほか、作文、基礎学力検査、プレゼンテーション、特別検査(実技試験)のうち、学校ごとにいずれか1つを実施する。推薦選抜との併願は不可。 一般選抜は全日制課程の全高校・全学科で実施。出願期間は2月6日から2月16日午後3時まで、志願変更は2月17日の午後3時まで受け付ける。学力検査は2月25日に実施し、教科は国語、社会、数学、理科、外国語(英語・リスニングを含む)の5教科。一部の高校では面接や特別検査(実技試験)を行う。実施日はAグループが2月26日、Bグループが2月27日。合格発表は3月10日午前10時に行われる。 定時制課程は出願期間が1月29日から2月5日まで、志願変更は2月6日に受け付ける。入学検査は2月13日、合格発表は2月18日。通信制課程は、旭陵および刈谷東の2校は前期・後期の2回に分けて選抜を実施。前期の検査日は1月25日、合格発表は1月28日。後期の検査日は3月23日、合格発表は3月24日。佐屋、武豊、豊野および御津あおば(フレキシブルハイスクール)は、2月13日に検査を行い、2月18日に合格者を発表する。 2026年度入試におけるおもな変更点は3点。外国人生徒等選抜について、募集人員を「当該学科の募集人員の5%以上」で学校長が定めるとしたほか、全日制単位制高校選抜の実施校に日進と時習館の2校を追加。さらに、連携型中高一貫教育校の実施校として美和と衣台の2校を追加。募集人員は、当該学科の募集人員の30%以上で学校長が定める。 先に公表された2026年度愛知県公立高等学校の生徒募集計画によると、全日制課程では前年度比240人減の3万7,040人を募集する。各高校の募集人員一覧は「2026年度入学者募集の詳細について」の資料後半に掲載されている。おもな学校・学科別の募集人員は、旭丘(普通)360人、岡崎(普通)400人、刈谷(普通)400人、一宮(普通)320人、明和(普通)320人、時習館(普通)320人など。資料は愛知県Webサイトにて確認できる。