【小学校受験2027】仙台白百合学園小、男女共学へ移行 | NewsCafe

【小学校受験2027】仙台白百合学園小、男女共学へ移行

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仙台白百合学園小学校
 宮城県仙台市にある仙台白百合学園小学校は2025年9月17日、2027年度(令和9年度)より男女共学に移行すると発表した。白百合学園の法人理事会にて決定したもので、開校以来掲げてきた教育理念を継承しつつ、男子児童にもカトリック校としての教育機会を提供する方針を示した。

 仙台白百合学園小学校は1961年の開校以来、キリスト教の精神に基づき、社会に貢献する女性の育成を教育の理念として活動を行ってきた。しかし、男女共同参画の推進や共学志向の高まりといった社会状況の変化を受け、教育の質の維持と向上を図るため、2027年4月より白百合学園のカトリック人間教育の門戸を男子児童にも開放することを決断したという。なお、併設する仙台白百合学園中学・高等学校については、引き続き女子校として運営を続ける。

 白百合学園では、系列校でも男女共学化の動きが進んでいる。岩手県の盛岡白百合学園小学校は2025年3月末をもって閉校となり、盛岡白百合学園中学高等学校は2026年4月に男女共学へ移行することが決定している。また、仙台白百合女子大学も2027年度からの共学化を7月に発表したばかりだ。

 仙台白百合学園小学校は、共学化という大きな変革にあたり、これまで培ってきた教育の特色を維持しつつ、カトリック校としての教育機会を提供し続けられるよう、新たな学校づくりに取り組むとしている。保護者や地域関係者に対しては、引き続き理解と支援を呼びかけている。
《畑山望》

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