2025年9月1日から日本青年会議所が主催する「第三回全国高校生政策甲子園」が開催され、現在「最優秀賞」を決める国民投票が行われている。この投票はインターネットを使って行われ、投票受付期間は9月20日までとなっている。投票数は過去の記録を大幅に上回っており、高校生たちが社会課題に対して提案した政策が注目を集めている。 このコンテストは、全国の高校生を対象にした政策案コンテストで、若者が政治に対して興味をもち、議論を深め、主権者意識を育むことを目的としている。日本JCにより2023年から毎年開催されており、今年で3回目を迎える。高校生たちは設定されたテーマに基づき、社会課題を解決するための政策を立案し、実際に政府に届けることができる。 今回の大会では「未来の日本を創造する!!持続可能なデジタル政策!」を設定テーマ部門として、また「あなたは総理大臣!!地域の社会課題と明るい未来!」を自由テーマ部門として、全国からのエントリーを募った。過去最多となる33都府県から352チーム、約1,500名の高校生が参加した。書類選考と地区予選を経て、各部門からそれぞれ8チーム、合計16チームが決勝大会に進出している。 高校生たちの政策は、公式LINEに登録のうえ、公式Webサイトまたは公式LINEで閲覧可能である。投票は公式LINEから行える仕組みになっており、最優秀賞では投票数のもっとも多かったチームが選ばれ、受賞テーマは関連する大臣または省庁で政策報告会が予定されている。 設定テーマ部門では、たとえば長野県の佐久長聖高等学校「そらりんく」チームの「ひとりじゃない、をテクノロジーで。」や、埼玉県本庄東高等学校「令和のリンカーン」チームの「高齢者の、高齢者による、高齢者のためのICT学習講座で日本の未来を拓く!」などがエントリーしている。自由テーマ部門には、たとえば大阪府の大阪府立鳳高等学校「Re.Truther」チームの「正しい情報こそ、最強のライフライン!!情報災害から命を守るために」が含まれる。 この大会は高校生たちの将来の政策立案能力を育てる機会として評価されており、彼らの視点から浮かび上がる政策提案は、より良い未来づくりに貢献する可能性を秘めている。◆全国高校生政策甲子園期間:2025年9月1日(月)~9月20日(土)※公式LINEまたはWebサイトで投票可能対象:高校生締切:2025年9月20日(土)申込方法:公式Webサイト経由