全国学校図書館協議会は、「第30回日本絵本賞」を記念して、記念パンフレットの製作および絵本講座(全3回)を実施する。第1回は2025年9月21日開催、参加費は2,000円、定員120名。講座のほか、講師の松本猛氏による「絵本とは何か」の販売・サイン会も実施、後日オンデマンド配信も行う。 日本絵本賞の最終選考に第1回から30年携わる松本猛氏が、2025年2月「絵本とは何か:起源から表現の可能性まで」を刊行した。同書は、芸術、美術としての「絵本」の価値を唱え、1977年に世界初の絵本の専門美術館「いわさきちひろ絵本美術館(現・ちひろ美術館・東京)」を設立し、研究を重ねた半世紀の集大成ともいえる絵本論となっている。 当日は、絵本表現の技術や名作の分析なども交えながら、絵を読むとはどういうことか、絵本とは何か、絵本表現の可能性や絵本の魅力を知り、より深く絵本を味わえる機会を提供する。絵本を読む人、絵本をつくる人、絵本を現場の子供たちに手渡す人など、司書教諭や学校司書、教師にまず、その魅力を知ってもらいたいという、松本氏の強いメッセージを届ける。 絵本講座は全3回の予定。第1回は2025年9月21日、日本出版クラブにて対面で開催する。80分の講座と、講師の松本猛氏による「絵本とは何か」の販売・サイン会も実施。9月21日の対面講座を収録・編集したオンデマンド配信を10月6日から2026年4月10日まで行う予定。対面講座の参加費は2,000円、オンデマンド配信の視聴チケットは、視聴権各2,000円、視聴権と「絵本とは何か」のセット4,500円の2種類。いずれもPeatixより申し込む。 絵本講座第2回と第3回はオンデマンド配信によるオンライン講座で、配信期間は、第2回が2025年12月15日から2026年4月10日、第3回が2026年2月16日から4月10日の予定。 また、全国学校図書館協議会では、第26回より立ち上げた「ポップ交流サイト」を、第30回も立ち上げた。最終候補絵本の中から、好きな絵本を紹介するポップを描き、「日本絵本賞ポップ交流サイト」に投稿してもらう活動を展開している。また、「実践校」としてポップ投稿に協力する学校も2025年8月22日まで募集している。実践校には受賞絵本と最終候補絵本のセットがプレゼントされる。詳細はWebサイトで確認できる。◆「日本絵本賞」第30回記念企画 絵本講座(全3回)「絵本とは何か」第1回【対面】開催日時:2025年9月21日(日)14:00~16:30会場:日本出版クラブ4F(東京都千代田区神田神保町1-32)参加費:2,000円定員:120名、先着申込方法:Peatixより申し込む申込締切:2025年9月20日(土)正午【オンライン講座】配信期間:2025年10月6日(月)~2026年4月10日(金)予定視聴権2,000円※視聴権+「絵本とは何か」セット4,500円定員:120名、先着申込方法:Peatixより申し込む申込締切:2026年4月9日(木)正午※第2回、第3回は準備中第2回配信期間は2025年12月15日(月)~2026年4月10日(金)予定第3回配信期間は2026年2月16日(月)~2026年4月10日(金)予定