独創的なアイデアと卓越した技術をもつ17歳以下のクリエータ向け支援プログラム「未踏ジュニア」の募集が始まった。2025年度の応募締切は2025年3月30日。採択されたクリエータには最大50万円の開発資金や機材などを提供。参加は無料で、採択後のプログラムに関する費用は未踏ジュニアが負担する。 未踏ジュニアはプログラミング教育の普及を背景に、IT技術への高い関心と技能をもつ若い人々を支援するために設立された。経済産業省所管の「未踏IT人材発掘・育成事業」では起業家や研究者などのIT人材を輩出しているが、小中高生の応募件数・採択件数が少ないことが課題であった。そこで、対象年齢を17歳以下に引き下げたジュニア版を2016年に立ち上げ、毎年支援を行っている。 2025年度の未踏ジュニアは、3月30日まで参加希望者の応募を受け付ける。応募者は開発するプロジェクトの提案書とオンライン面接による審査を経て採択。採択されたクリエータは、メンターや同期・先輩クリエータと技術相談しながらプロダクトを開発し、その成果を成果報告会で発表する。 未踏ジュニアは2018年以降、毎年100件を超す応募が続いており、2025年度も幅広い分野からの応募に期待が寄せられる。◆未踏ジュニア2025年度参加者募集支援期間:2025年6月から11月までの約6か月間締切:2025年3月30日(日)23:59対象:2025年4月1日時点で17歳以下の個人もしくは4人以内のグループ参加費:無料申込方法:応募の手引きに沿ってWebサイトから申し込む<おもな支援内容>・メンターを中心とした、未踏事業修了生によるメンタリング・各グループ最大50万円の開発費用の支援・開発場所や開発に必要な機材の提供・未踏ジュニアスーパークリエータの認定