兵庫県教育委員会は2025年2月17日、2025年度(令和7年度)兵庫県公立高等学校入学者選抜の推薦入学等と多部制I期試験の受検状況を公表した。推薦入学は9,916人が受検し、受検倍率は1.29倍。学校・学科別では御影(文理探究)2.75倍がもっとも高かった。 2025年度兵庫県公立高等学校入学者選抜における推薦入学・特色選抜・連携型入学者選抜・外国人生徒にかかわる特別枠選抜・多部制I期試験は、2月5日に出願を締め切り、2月17日(一部の学校では18日も実施)に適性検査や面接などを実施した。 推薦入学(専門学科・コース・単位制・連携型入学者選抜)は95校166学科・コース等で実施され、2月17日の受検当日(午前11時現在)は34人が欠席し、9,916名が受検した。推薦定員7,660人に対し、受検倍率は前年度比0.01ポイント増の1.29倍となった。 受検倍率が上位の学科をみると、専門学科は御影(文理探究)2.75倍がもっとも高く、ついで神戸(総合理学)2.48倍、市科学技術(都市工学)2.45倍、農業(動物科学)2.25倍、市西宮(グローバル・サイエンス)2.20倍、相生産業(電気)2.20倍。コースは、自然科学系が市姫路1.80倍。 単位制では普通科で尼崎稲園2.44倍、市六甲アイランド2.09倍、西宮1.97倍、姫路東1.67倍、芦屋1.66倍、総合学科で太子2.00倍、市須磨翔風1.80倍、須磨友が丘1.48倍、西宮今津1.48倍、武庫荘総合1.46倍、有馬1.45倍などが高かった。 特色選抜は48校48学科で実施され、選抜定員は1,430人。2月17日(午前11時現在)の受検当日は4人欠席し、1,772人が受検。倍率は前年度比0.07ポイント増の1.24倍だった。 特色選抜の受検倍率は、伊丹西2.50倍がもっとも高く、ついで赤穂2.10倍、須磨東2.04倍、尼崎北2.00倍、伊丹1.88倍など。 多部制I期試験は4校で実施され、募集定員(I期定員)584人に対して663人が志願。2月17日(午前11時現在)の受検当日は10人が欠席し、受験者数653人、受検倍率は前年度比0.07ポイント増の1.12倍だった。 今後、推薦入学・特色選抜・連携型入学者選抜・外国人生徒にかかわる特別枠選抜・多部制I期試験の合格者発表を2月21日に実施する。なお、一般入試では出願を2月25日から27日、志願変更を2月28日から3月4日に受け付ける。学力検査を3月12日に実施し、合格発表は3月19日に行われる。