日本私立大学連盟は2025年2月12日、「令和6年度奨学金等調査報告書」を刊行したと発表した。各大学の奨学金制度の実態を調査したもので、多角的な分析によりグラフを用い視覚的にわかりやすくまとめている。 この調査は119大学を対象に、6月17日~7月16日に実施。学内奨学金に関する学部学生と大学院生の支給金額の推移、日本学生支援機構奨学金の新規採用実績や奨学生総件数、修学支援新制度の新規採用人数や支援対象者の区分ごとの人数など2023年度の奨学金に関する調査結果や特徴を分析している。 調査結果によると学内奨学金は、コロナ禍を乗り越えて安定し、留学や大学院学生への支援が充実。支援が必要な学生ひとりひとりへの支援が手厚くなっているという。 付録には、各種数表、実施要項、調査票が含まれており、調査の詳細なデータが提供されている。これにより、教育関係者や学生の保護者は、私立大学の奨学金制度の現状をより深く理解し、今後の進学や支援制度の選択に役立てることができる。 この報告書では、学内奨学金のほか、日本学生支援機構奨学金や、修学支援新制度についても詳しく分析している。報告書はPDFファイルで日本私立大学連盟よりダウンロード閲覧できる。