東京都教育委員会は2025年1月20日、災害で被災した生徒の都立学校入学料免除について公表した。対象となる災害は、令和6年能登半島地震、東日本大震災など。申請により、都立高校に入学する生徒、都立中等教育学校後期課程に進学する生徒らの入学料が免除となる。 東京都教育委員会では、災害で被災した生徒に対し、申請により入学料を免除している。対象となる災害は、東日本大震災(2010年度)、平成28年熊本地震(2016年度)、平成30年7月豪雨(2018年度)、平成30年北海道胆振東部地震(同)、令和元年台風第19号(2019年度)、令和2年7月豪雨(2020年度)、令和6年能登半島地震(2023年度)。 申請対象は、2025年度都立高等学校入学者選抜および2025年度第一学期都立学校転学・編入学募集により入学する生徒、2025年度に併設する中学校から都立高等学校に内部進学する生徒、2025年度に都立中等教育学校後期課程に進級する生徒。 申請先は、入学または進学する都立高等学校・都立中等教育学校の経営企画室(事務室)。入学料免除を希望する人は、早めに都立学校の経営企画室(事務室)に相談すること。申請期間は、合格発表日の翌日から起算して5日以内(5日目が土日祝日の場合は翌開庁日)。都立高等学校への内部進学生徒や都立中等教育学校後期課程に進学する生徒の申請期間は、3月3日から10日まで。 なお、被災者以外の人で入学料の納付が経済的に困難な家庭には、入学料を免除または2分の1減免する制度がある。申請期間は、被災した生徒対象の場合と同じ。希望者は、早めに申請先の都立学校の経営企画室(事務室)に相談するよう呼びかけている。