東京の子供、環境意識の高まり…こども都庁モニター調査 | NewsCafe

東京の子供、環境意識の高まり…こども都庁モニター調査

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大気を汚さないために普段から気を付けていること
  • 大気を汚さないために普段から気を付けていること
  • パンフレット「東京のみなとってどこにあるの?」を読んで、「もっと詳しく知りたい!」と思ったこと(小学校高学年)
  • 「消防官」の仕事に対するイメージ(小学校低学年・小学校高学年・中高生)
  • 東京都こども基本条例ポスターコンクールで票を集めた作品(小学校低学年部門)
  • 東京都こども基本条例ポスターコンクールで票を集めた作品(小学校高学年部門)
  • 東京都こども基本条例ポスターコンクールで票を集めた作品(デジタル部門)
  • 広報東京都こども版の対象年齢である小学校高学年の普段見るWebサイト
 東京都の調査により、子供たちの環境意識や東京港への関心が明らかになった。環境意識の高まりを背景に、日常生活での具体的な行動がうかがえ、特に電気の節約や公共交通機関の利用など、身近なところから環境に配慮した行動を取る子供たちが多いことがわかった。

 調査は、東京都が「こども都庁モニター」2024年度第4回アンケートとして、東京都内の子供たちを対象に行ったもの。調査期間は2024年10月26日~11月1日。回答数は1,135人。

 調査では、普段から大気を汚さないために気を付けていることとして、「電気をこまめに消す」と回答した子供が64.8%ともっとも多かった。ついで「公共交通機関や自転車・徒歩など環境にやさしい移動手段をなるべく使う」が50.7%、「ノートや文房具を選ぶときは、エコマークなどに注目して環境にやさしいものを選ぶ」が18.7%と続いた。

 また、小学校高学年を対象に東京港に関する興味についても調査が行われた。パンフレット「東京のみなとってどこにあるの?」を読んだ子供たちの中で、「東京港を通って運ばれてくる荷物や商品」に興味をもった子供が54.5%ともっとも多かった。「クルーズターミナルに入る豪華客船」が49.2%、「これからの東京港」が43.3%、「コンテナふ頭で働くマシーン」が33.2%と続いた。

 この結果は、子供たちが東京港の役割や未来に対する関心をもっていることを示している。特に、物流や観光に関連する側面に興味をもつ子供たちが多いことがわかる。

 さらに、消防官の仕事に対するイメージについて、小学校低学年から中高生を対象にした調査では、「人の命を救うことができる仕事」と回答した子供が87.3%ともっとも多かった。ついで、「人や社会の役に立つ仕事」が77.6%、「危険のある仕事」が71.8%、「人並み以上に体力が必要な仕事」が65.3%と続いた。

 この結果から、子供たちは消防官の仕事に対して高い評価をもち、社会貢献や危険をともなう職業としての理解が深まっていることがわかる。

 東京都こども基本条例を広めるために実施されたポスターコンクールでは、「こどもにやさしい東京 あなたが笑顔になれる場所」をテーマに作品を募集。小学校低学年部門で「みんながヒーロー、わたしの東京」、小学校高学年部門で「幸せに感謝」、デジタル部門で「笑顔あふれるまち東京」がもっとも多くの票を集め、評価された。

 また、広報東京都こども版の対象年齢である小学校高学年の子供たちが普段見るWebサイトとして、「YouTube」が特に多く見られていることがわかった。そのほかにも、「東京都こどもホームページ」「Google」「Yahoo!きっず」「NHK for school」といったWebサイトが多くあげられた。
《神林七巳》

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