総務省は2025年1月14日、データサイエンス・オンライン講座「誰でも使える統計オープンデータ」をリニューアル開講した。この講座は、統計リテラシー向上を目的に、社会人や大学生を対象に統計オープンデータを活用したデータ分析手法をわかりやすく解説するもの。これまで延べ約5万4,000人が受講しており、今回のリニューアルによりさらに多くの人にデータサイエンスの基礎を提供することを目指す。 同講座は、2017年6月に初めて開講され、e-Stat(政府統計の総合窓口)やjSTAT MAP(地図で見る統計)を活用したデータ分析を中心に、GDP統計や人口・雇用・賃金などの統計の見方を学ぶことができる。これにより、受講者はメディアなどで耳にする統計データをより深く理解し、実際のデータ分析に役立てることが可能となる。 講座の開講期間は2025年1月14日から3月11日までで、受講登録は3月3日まで受け付けている。登録料および受講料は無料で、誰でも受講登録が可能である。講座は1回10分程度の動画を週に5~7回視聴する形式で、各週の確認テストと最終課題を通じて習熟度を確認する仕組みとなっている。 講師にはデータビークル共同創業者の西内啓氏をはじめとする専門家が参加し、データサイエンスの基礎から応用までを丁寧に解説する。特に、e-Statを使ったデータ分析やGDP統計の読み方、人口統計と労働市場の分析、jSTAT MAPを活用した地図で見る統計など、実践的な内容が盛り込まれている。 これまでに開講された「社会人のためのデータサイエンス入門」や「社会人のためのデータサイエンス演習」も含め、総務省のデータサイエンス講座は多くの社会人に受講されてきた。これらの講座は、データ分析の基本的な知識を学べる入門編から、より実践的な内容まで幅広く提供している。 今回のリニューアルにより、統計データの活用方法を学ぶ機会がさらに広がることが期待される。データサイエンスのスキルを身に付けたい社会人や大学生にとって、貴重な学びの場となるだろう。◆データサイエンス・オンライン講座「誰でも使える統計オープンデータ」日時:2025年1月14日(火)~3月11日(火)形式:オンライン対象:社会人、大学生申込締切:2025年3月3日(月)参加費:無料申込方法:Webサイトから受講登録