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国家公務員一般職試験「教養区分」試験時間・出題数など

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国家公務員一般職試験「教養区分」
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 人事院は2024年12月25日、2025年から実施する一般職試験(大卒程度試験)「教養区分」の新種目の試験時間・出題数などを追加公表した。一般職試験(大卒程度試験)の「教養区分」は、同試験の他の試験の区分と同日に第1次試験を実施する。人事院のWebサイトには、試験問題例が掲載されている。

 この新しい区分では、法律学や化学などの専門試験を課さず、一般的な教養や速く正確に課題を解く能力に関する試験が実施される。専攻分野にかかわらず、大学3年生(試験年度の4月1日に20歳を迎えている者)から受験可能で、国家公務員採用試験に早期に挑戦したい学生や、民間企業との併願を検討中で進路がまだ決まっていない学生にとって、新たな選択肢となる。

 教養区分の試験内容は、基礎能力試験、課題対応能力試験、一般教養論文試験、人物試験の4つから構成される。基礎能力試験では、公務員として必要な基礎的な能力を測る多肢選択式のマークシート試験が行われる。課題対応能力試験では、速く正確に課題を解く能力が求められ、試験時間は15分間で、合計120題が出題される。一般教養論文試験では、一般的な教養を土台とした判断力や思考力が評価される。配点比率は、基礎能力試験が9分の4、課題対応能力試験が9分の1、一般教養論文試験が9分の2、人物試験が9分の2。

 第1次試験の合格者は、官庁訪問に参加することができる。官庁訪問は、志望府省に関する知識を深めるとともに、自己PRの重要な機会となる。教養区分からの採用を予定する複数の府省を訪問できるため、志望府省を積極的に訪問することが推奨される。なお、試験の区分ごとの採用予定数は2月ごろに公表され、採用予定の機関名は6月上旬ごろに公表予定。

 採用までの流れは、大きく分けて、業務説明会等による情報収集、採用試験、官庁訪問の3つから成り立っている。国家公務員としての活躍の場はさまざまな分野に広がっており、職務内容等を紹介するために、各省庁と協力して各種業務説明会やイベントが開催される。
《佐藤愛》

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