学情は、2025年4月に入社を控える新社会人を対象に「入社先でのキャリア」について調査した。新卒で入社した企業で働きたい年数は「定年まで働きたい」との回答が最多となり、うち約半数が「10年以上」働きたいと考えていることがわかった。新卒で入社した企業で目指したい役職は「主任・係長」がもっとも多かった。 この調査は2024年10月29日~11月11日の期間に、2025年4月に入社を控える新社会人を対象に実施。新卒で入社した企業で「働きたい年数」や「目指したい役職」についてWeb上でアンケートを行った。有効回答数は198件。 調査結果によると、新卒で入社した企業で働きたい年数は「定年まで働きたい」が32.3%で最多であった。ついで「3年以上5年未満」が26.8%となり、「10年以上」と「10年未満」がちょうど半数となった。10年以上働きたいと考える新社会人からは、「頑張って就職活動をして入る会社なので、できるだけ長く勤めたい」「入社した会社でさまざまな職種に挑戦したい」といった声があがった。 一方、10年未満とした新社会人からは、「現時点では長く働きたいと思っているが、ライフステージが変わったら転職する可能性はある」「30歳になる前にそれまでのキャリアを見直して、転職するかしないかを考えたい」「長く働きたいものの、自分がより成長できそうな企業に出会った場合は、転職も検討する」といった声が寄せられ、転職ありきではないものの、その時その時でベストな選択をしたいという意向もうかがえた。 また、「社会人として働くなかで、管理職になりたいですか?」という質問に対し、「はい」と回答した新社会人が55.6%にのぼり、いずれは管理職になりたいと考えている新社会人が6割に迫っていることがわかった。 新卒で入社した企業で目指したい役職は、「主任・係長」が33.8%で最多であった。ついで「部長」25.3%、「課長」24.7%、「役員」13.1%、「社長」3.0%が続いた。「裁量を持って働けるポジションを目指したい」「できるだけ高い役職について、給与を上げていきたい」といった声があがったほか、「新卒で入社した会社である程度の成果を出したら、転職してキャリアアップしたい」「自分の市場価値を上げるために、チームマネジメント経験を積みたい」といった声も寄せられている。