ソニー生命保険は2024年12月20日、「47都道府県別 生活意識調査」後編を発表した。他の都道府県の県民からよく驚かれることとして、秋田県の「修学旅行の安否確認情報がCMで流れる」、埼玉県の「小学校で出席を取るときに『はい、元気です』と言う」、兵庫県の「小学校が土足制」などがあるという。 ソニー生命保険は、2024年10月18日から10月28日の11日間、全国の20歳から59歳の男女を対象に「47都道府県別 生活意識調査」を実施し、4,700名の有効サンプルを集計した結果を発表した。この調査は、各都道府県100名ずつの回答をもとに、県民の特徴や生活意識を探るもので、今回で10回目となる。 調査の目的は、各都道府県の生活意識や特徴を明らかにし、地域ごとの文化や習慣の違いを理解することにある。調査はインターネットリサーチを通じて行われ、ネットエイジアが協力した。 調査結果によると、宮崎県が「家事メンが多い」1位、宮城県が「イクメンが多い」1位となった。また、香川県は「倹約家」1位、高知県は「浪費家」1位という結果が出た。兵庫県は「マネー知識が豊富」「現在の貯蓄額」「1か月の貯蓄額」で1位を獲得している。 県民の特徴を表す一言として、北海道は「おおらか」、秋田県は「恥ずかしがり屋」、東京都は「多様性」、神奈川県は「おしゃれ」、長野県は「真面目」、京都府は「はんなり」、大阪府は「せっかち」、広島県は「カープ大好き」、徳島県は「商売人」、沖縄県は「のんびり」といった回答が見られた。 また、県民あるあるとして、北海道では「納豆に砂糖を入れる」、岩手県では「横断歩道を渡るときお辞儀をする」、山形県では「電話に出るとき『○○でした』と言う」、福井県では「冬に水ようかんを食べる」、大阪府では「話にオチを求める」といったユニークな習慣があげられた。 他の都道府県の県民からよく驚かれることとしては、北海道の「冬でも家の中では半袖」、秋田県の「修学旅行の安否確認情報がCMで流れる」、群馬県の「上毛かるたをほとんどの人が知っている」、栃木県の「雷が多い」、埼玉県の「小学校で出席を取るときに『はい、元気です』と言う」、静岡県の「おでんの汁が黒い」、愛知県の「学校の休み時間を『放課』と呼ぶ」、兵庫県の「小学校が土足制」、宮崎県では「運動会の組分けを赤団、白団と呼ぶ」などがある。 地元のソウルフードとしては、青森県の「味噌カレー牛乳ラーメン」、宮城県の「はらこ飯」、栃木県の「佐野ラーメン」、千葉県の「なめろう」、神奈川県の「サンマーメン」などが挙げられた。 中学生のときの修学旅行で訪れた都道府県としては、1位が「京都府」(29.1%)、2位が「奈良県」(17.2%)、3位が「東京都」(17.1%)となった。 生活満足度の自己評価では、神奈川県と愛媛県が平均6.2点で1位、生活のゆとり具合度では京都府、大阪府、宮崎県が同点5.6点で1位、自県の暮らしやすさ度では福岡県が7.2点で1位となった。 この調査結果は、各都道府県の生活意識や特徴を理解するうえで貴重なデータとなる。地域ごとの文化や習慣の違いを知ることで、より豊かなコミュニケーションが生まれることが期待される。