大阪市立科学館は、2024年12月6日から2025年4月6日まで「万博で夢見たサイエンス展」を開催する。同展では、1970年の大阪万博で展示されたサイエンスに焦点をあて、当時のようすを記録映像やパネルで紹介する。また、未来へのメッセージとして作られたタイム・カプセルの中身も展示される。前期はコンピュータ、後期は宇宙開発をテーマに、貴重な資料を展示する。 1970年の万博は、宇宙やコンピュータなどのサイエンスが一般の人々に広く紹介され、未来への夢を抱かせたイベントであった。今回の展示では、当時の万博で使用された大型コンピュータIBM System/360や、初公開のコンピュータを展示し、コンピュータの進化をたどる。また、NASA所蔵の「月の石」や宇宙服のレプリカも展示され、宇宙開発の歴史を振り返る。 同展は、2025年に開催される大阪・関西万博への関心が高まる中、過去の万博の価値を再認識し、サイエンスが未来につながることを伝えることを目的としている。タイム・カプセルEXPO’70には、5000年後に開封される物品が封入されており、当時の思いを未来に伝える資料として紹介される。 関連イベントとして、全国巡回展示「イトカワの石、リュウグウの石」や、プラネタリウム「HAYABUSA2 ~REBORN」などが予定されている。これらのイベントでは、日本の宇宙探査の成果を間近に見ることができる。◆万博で夢見たサイエンス展日時:2024年12月6日(金)~2025年4月6日(日)会場:大阪市立科学館 展示場1階参加費:大人400円、学生(高校・大学生)300円、中学生以下無料