鹿児島大学は2024年11月5日、2023年11月21日に実施した医学部保健学科看護学専攻の学校推薦型選抜Iに出題ミスがあったと発表した。該当の設問は、受験者全員を満点としてあらためて採点。その結果、合否判定に変更が生じた。 出題ミスは、外部からの指摘により発覚。2023年11月21日に行われた鹿児島大学学医学部保健学科の学校推薦型選抜Iの小論文問題において、課題文(英文)の注釈に、「eligible:資格のある」と表示すべき個所を、誤って「eligible:結束力」と表示。同大は、解答に影響のあった設問1と設問2の部分点について、受験者69人全員を正解とする対応を行った。 採点の結果、合否判定に変更が生じたが、同大は個人情報保護の観点から追加合格者の人数など詳細は公表していない。 鹿児島大学では、影響が生じた関係者へ謝罪を行うとともに、今後の対応について協議。このような事態が二度と発生しないよう、試験問題の作成・確認体制等について見直しを行い、再発防止に万全を期すよう努めるとしている。