聴こえない世界に生きる母の物語『幸せの、忘れもの。』5月1日公開決定 | NewsCafe

聴こえない世界に生きる母の物語『幸せの、忘れもの。』5月1日公開決定

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『幸せの、忘れもの。』© 2025. Distinto Films SLU, Nexus Creafilms SL, A Contracorriente Films SL, Diverso Films AIE
  • 『幸せの、忘れもの。』© 2025. Distinto Films SLU, Nexus Creafilms SL, A Contracorriente Films SL, Diverso Films AIE
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  • 『幸せの、忘れもの。』© 2025. Distinto Films SLU, Nexus Creafilms SL, A Contracorriente Films SL, Diverso Films AIE
  • 『幸せの、忘れもの。』© 2025. Distinto Films SLU, Nexus Creafilms SL, A Contracorriente Films SL, Diverso Films AIE
ベルリン国際映画祭で2冠、スペインマラガ映画祭で5冠を獲得したスペイン映画『幸せの、忘れもの。』が5月1日(金)より公開されることが決定。予告編とポスター、場面カットが解禁された。

聴こえない世界に生きるアンヘラと、優しく寄り添う夫エクトル。2人は手話というかけがえのない言葉で、心を通わす。アンヘラは陶芸工房で働き、優しい土の匂いと仲間たちにも見守られ、静かで平穏な日々を過ごしていた。

しかし、ある“幸せな出来事”を境に、何かが少しずつ揺らぎ始める…。やがて再び“疎外の世界”に引き戻されるアンヘラ。聴こえない世界とその外側で、時々見え隠れする“本当の幸せ”をアンヘラは、つかまえることができるのだろうか…。

第55回ベルリン国際映画祭にて観客賞とアート・シネマ賞を、第28回スペインマラガ映画祭では最優秀作品賞「金のビスナガ」と観客賞を獲得した本作。原型となったのは18分の同名短編映画『Sorda』で、各国の映画祭でノミネート、受賞をあわせ110を超える評価を獲得し、本作へと繋がった。

監督を務めるのはエバ・リベルタ。劇作家、社会学者の顔も持ち、そのキャリアは本作にも多大な影響を及ぼしている。主演のミリアム・ガルロは、ろう者の俳優で監督の実の妹。

監督が「きっと私たちは、一生をかけてこの映画を準備してきた」と語るように、本作には監督と妹自身の長年の実体験が色濃く反映され、研ぎ澄まされたリアリティが宿っている。ろう者と聴者との僅かなすれ違い、それぞれが感じる異なる疎外感…繊細で絶妙な演出が冴えわたる。

ろう者と聴者を象徴的な主人公としながらも、母として、子として、夫婦として、そして生きる全ての人々が感じるふとした切なさ、些細な疎外感、そして必死にもがいた先の小さな幸せを見事に映し出す。

解禁された予告編では、アンヘラが、優しい夫と念願の子どもに恵まれ、気を許せる仲間たちに囲まれていながらも、どこか拭い切れない疎外感を抱えている姿が映し出される。愛おしいはずの日々のなかで、彼女の幸せが少しずつ揺らぎ始める様子が、繊細な筆致で描かれている。

併せて解禁されたポスターでは、手話で語りかけるアンヘラに向けられた夫エクトルと娘の、優しく愛に満ちた眼差しが印象深いビジュアルとなっている。

また場面カットではアンヘラが大切な家族と過ごす穏やかな時間が切り取られている一方で、言葉にできない悲しみに苛まれる瞬間も収められており、その落差が胸を締め付ける。

『幸せの、忘れもの。』は5月1日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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