未就学児向け知育おもちゃサブスクリプションサービス「トイサブ!」を運営するトラーナは、子供が本当に楽しく遊んだおもちゃを決める「ベストトイアワード2025 トイサブ!ユーザーが選ぶ おもちゃランキング2025」の受賞おもちゃを決定した。また、2025年のおもちゃトレンドと2026年のおもちゃトレンド予測も発表した。 「ベストトイアワード2025」は、トイサブ!が取り扱う約1,800種類のおもちゃの中から、ユーザー評価が高かった知育おもちゃをランキング形式で発表するもの。2024年11月1日から2025年10月31日の期間内で算出された24万件を超える「発送時月齢別のおもちゃ評価」をもとに集計している。 0歳代の子供においては、センサリートイで夢中になる時間が増え、「集中して遊べた」「小さな指先の動きが育ってきた」「月齢に合わせて遊び方が変わった」など、遊びの変化から子供の愛らしい成長を感じた声がたくさん届いている。色やメロディは明るくカラフルで、赤ちゃんの興味をそっと引き寄せる楽しいデザインも楽しんでもらえたポイントだったようだ。 運転手や乗客、店員さんやお客さん、ティータイムの主役や配る人。小さな分担が自然と生まれ、「次は○○です」「どうぞ」「ありがとう」とやり取りが広がるようすがうかがえた。会話の順番を待つ、お願いやお礼を伝えるなど、やさしい社会性が遊びの中で育ち、多くのごっこ遊びのおもちゃが高い評価を得た。 ネジを回して外し、また組み直す。形が合うまで試してはめる。流れが止まれば原因を探して直す。手指をよく動かす小さな試行錯誤に、子供が自分のペースで夢中になれるおもちゃとして評価されたようだ。ひとりで集中して楽しめる時間が生まれ、毎日続けて遊んだという嬉しいコメントもあった。 トイサブ!ユーザーアンケートによると、4歳代の子供は段取りや役割まで含めた一連の工程を自分の物語として楽しむようすが目立った。5歳以上では、ボードゲームや立体迷路などで試行錯誤し、考えを言葉でシェアしながら家族の対話が広がったとの声が多く寄せられた。 例年に増して、ブロック、形あわせ、レール入門など、年齢横断的に多くのリクエストがあった。ブロック・構成遊びは、にぎる、積む、はめるといった反復動作を通じて、形や大きさ、重さの違いの理解など、たくさんの学びが生まれる。短時間でも達成感が得られ、月齢より少し先のステップのおもちゃのリクエストが多くあった。兄姉が見本を示し、下の子がまねて完成させる家庭内のコミュニケーションが生まれるようすもうかがえ、数や図形、ことばへの関心づけとしても活用されたようだ。 ごっこ遊びが深化し、よりリアルで本格的なごっこ遊びを楽しめるおもちゃが、今年は多く見られた。本格的に商品を読み込めるレジやサイエンス実験まで、実際の流れに沿って遊べる構成が広がっている。遊びを進める中で見通しが立てやすくなり、道具の名前やからだの部位などの言葉が自然に増えていく。きょうだいや家族で役割を分け合いながら楽しんでもらえたようすだった。 魚を三枚におろして盛り付けまで進められる和食セットのように、工程が段階的にわかる題材は理解が深まりやすく、「できた」を実感しやすいという声が寄せられている。 今年の酷暑などを背景に、「室内でたくさん遊べた」「外遊びが難しい時期でも体を動かせて助かった」といったフィードバックが多く寄せられた。天候に左右されにくい遊びが定着し始めており、家の中でも思い切り体を動かせるおもちゃ、手指を使って夢中になれるおもちゃ、家族みんなで楽しめるゲームなど、「発散」と「集中」の両軸で楽しめる題材へのニーズが高まっている。 機械学習が身近になる中で、子供たちの基礎的な価値観と創造性を育むおもちゃに、あらためて注目が集まっている。正解のない積み木・ブロックやごっこ遊び、数字や図形・構成に触れられるパズルやルートづくりなど、手を動かしながら道筋を考える題材へのリクエストが多く寄せられた。「役割を通じた想像と対話が続いた」「作ったものを組み合わせて新しい遊びに発展した」といった声も届いている。遊びを通じて自分で考え、言葉で伝え合う体験につながるおもちゃは、今後さらに支持を広げていくことが見込まれる。 ベストトイアワードとは、トイサブ!が2021年から発表している知育おもちゃに関するアワード。トイサブ!が取り扱う約1,800種類のおもちゃの中から、おもちゃ評価が高い知育おもちゃを選出し表彰している。おもちゃ評価は、子供が実際に2か月間遊んだようすをもとに、保護者が5段階で評価を行っている。実際に遊んでいる子供のようすを見て評価を行っているため、本データを分析することで、本当に楽しく遊んだおもちゃ、知育に貢献したおもちゃを知ることができる。