厚生労働省は2025年10月24日、2025年(令和7年)第42週(10月13日~19日)のインフルエンザ発生状況を発表した。定点あたり報告数は全国平均3.26人。第39週(9月22日~28日)1.04人から約3倍に急増した。 2025年-2026年シーズンはインフルエンザの流行が例年よりも早く、第39週(9月22日~28日)時点で流行開始の目安となる1.00人を超え、厚生労働省から全国的な流行シーズンに入ったと発表された。 第42週(10月13日~19日)の定点あたり患者報告数は全国平均で3.26人。全国的な流行シーズン入りから、わずか3週間で約3倍に達した。都道府県別の定点あたり患者報告数は、「沖縄県」15.04人、「千葉県」6.99人、「埼玉県」6.23人、「神奈川県」5.62人、「東京都」5.59人、「静岡県」4.23人の順に多い。特に、「静岡県」は前週0.99人から急拡大している。 全国の保育所や幼稚園、小・中・高校では、第42週(10月13日~19日)の期間に休校13件、学年閉鎖63件、学級閉鎖297件が報告された。 厚生労働省は、「手洗い」「マスクの着用を含む咳(せき)エチケット」など基本的な感染対策に加え、発症をある程度抑える効果があるとされるインフルエンザワクチンの接種検討を呼び掛けている。