北村匠海主演『愚か者の身分』第30回釜山国際映画祭コンペティション部門選出 | NewsCafe

北村匠海主演『愚か者の身分』第30回釜山国際映画祭コンペティション部門選出

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『愚か者の身分』(C)2025映画「愚か者の身分」製作委員会
  • 『愚か者の身分』(C)2025映画「愚か者の身分」製作委員会
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北村匠海主演映画『愚か者の身分』が、「第30回釜山国際映画祭」のコンペティション部門に選出された。

本作は、愛を知らずに育った3人の若者たちの青春と、闇ビジネスから抜け出す3日間を描く逃亡サスペンス。西尾潤が第2回大藪春彦新人賞を受賞した同名小説が原作だ。

今回選出されたのは、第30回を記念して、これまでの非コンペ型から変換し、今年から新設された部門で、世界三大映画祭と同様にコンペ形式へと歴史的な転換を迎えると発表された、釜山国際映画祭のメインコンペティション部門。本作は、アジア各国から選ばれた14作品の精鋭作とともに、最優秀作品賞を含めた5つの釜山アワードを巡って競う。

選定理由について映画祭側は、「複雑な心理劇であり、若者たちの成長物語であり、暴力が現実の奥深くまで浸透した現代大都市を冷静に映し出す自画像」と評価した。

選出決定を受けて、監督の永田琴は「このご縁と幸運に心から感謝いたします」と喜び、闇ビジネスに手を染めながら、騙した犯罪者を気に掛ける繊細かつ大胆な若者タクヤを演じた北村は「日本の片隅でひっそりと生きていて、誰からも目を向けられず、それでも『俺たちは確かにここに居るぞ』と小石を投げながら叫ぶ彼らの思いを是非観ていただきたい」と熱い思いを寄せた。

また合わせて、タクヤをはじめ、闇ビジネスの世界に入るきっかけとなった兄貴的存在・梶谷(綾野剛)、タクヤを兄のように慕うマモル(林裕太)の場面写真も公開された。

コメント
永田琴監督
釜山国際映画祭コンペティション部門選出の第一報を聞いた時、3人のメインキャストと一緒にいました。だから冷静なフリをしていたんですが、しばらく言葉が出ませんでした。この映画祭の土俵に上がることは、監督として目標であり夢でした。信じられないという思いが正直なところで、翌日、やっとジワジワと喜びが湧いて来たほどです。
これまであまり映画祭に縁のない映画制作をしてきた私にとって『愚か者の身分』は紛れもなく勝負作です。それをアジア最大の釜山国際映画祭でワールドプレミアとして上映できることは、本当に監督冥利に尽きます。しかも今年は30周年という記念すべき年。こんなに嬉しく光栄なことはありません。このご縁と幸運に心から感謝いたします。

北村匠海
『愚か者の身分』を釜山国際映画祭のコンペティション部門に選出していただきました。大変嬉しく思います。青春も悲劇も痛さも愛おしさも全て平等に詰まっている映画だと僕は感じています。日本の片隅でひっそりと生きていて、誰からも目を向けられず、それでも「俺たちは確かにここに居るぞ」と小石を投げながら叫ぶ彼らの思いを是非観ていただきたいです。
心臓の鼓動を感じてください。
僕らは確かに生きたんだ。それはきっと誰かが抱きしめてあげなければいけないと思うのです。

『愚か者の身分』は10月24日(金)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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