フィジー短期留学プログラム、無償枠2名の募集開始 | NewsCafe

フィジー短期留学プログラム、無償枠2名の募集開始

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経済困窮・不登校などの事情をもつ若者にフィジー短期留学の無償枠を実現
 認定NPO法人D×P、Colors Fiji English School、谷町ソーシャルの会は2025年7月25日、2週間の「フィジー短期留学プログラム」の無償枠参加者2名の募集を開始した。対象は11月15日時点で満13~25歳の人(国籍不問)。8月18日まで応募を受け付ける。

 このプログラムは、経済的・社会的に困難な状況にある13~25歳の若者を対象に、語学習得だけでなく多文化理解や社会課題への関心を育むことを目的とした留学機会を提供するもの。渡航費や語学学校費用、国内移動費などは協力企業・団体の支援により無償で提供される。

 経済困窮や中退、不登校経験、家庭の事情などにより、将来の選択肢が限られてしまう若者が少なくない。D×Pはそうした若者に向け、国内外での機会創出に力を入れてきた。

 今回のフィジー短期留学は、語学や国際理解を通じて、多様な価値観や課題と出会う実践的な学びの場である。COLORS ENGLISH SCHOOLでは、PBL(課題解決型学習)や地域との交流活動なども取り入れられており、英語を通じて社会とつながる力を育むことにもつながるという。

 主催者からのコメントとして「人生を変えるには、“時間の使い方を変える”“住む場所を変える”“付き合う人を変える”の3つしかない」との言葉がある。留学という経験は、その3つすべてを一度に変えることができる、かけがえのないチャンスだと述べている。

 D×Pは日ごろ、経済困窮や親に頼れない背景をもつ13-25歳の若者と関わっている。これまでも法人連携や寄付によりフィリピンでのスタディツアーやショートクルーズなどを実現し、若者が海外に出て学び、視野を広げる機会をつくってきた。

 今回、4つの企業・団体が協力して企画が実現した。これから、さまざまな企業やNPO等で協力しあう事例が増え、1枠でも無償枠が増えていくと、経済困窮等を背景とした若者の道が拓けるとしている。

 8月2日、6日、9日には、フィジー短期留学のオンライン説明会が開かれる。詳細は、D×PのWeb案内ページから確認できる。

◆フィジー短期留学プログラム 無償枠
日程:2025年11月15日(土)~11月28日(金)
場所:フィジー共和国ナンディ
対象:2025年11月15日時点で満13~25歳の人(国籍不問)
募集人数:2名
応募締切:2025年8月18日(月)20:00
参加費:無償
申込方法:応募フォームより
《風巻塔子》

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