高校生のお小遣い平均5,415円、保護者の半数が使い道を把握 | NewsCafe

高校生のお小遣い平均5,415円、保護者の半数が使い道を把握

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ひと月のお小遣い平均金額「5,415円」直近3年間で最高額に
  • ひと月のお小遣い平均金額「5,415円」直近3年間で最高額に
  • お子様のお小遣いの使い道を把握していますか?
  • お子様のお小遣いの使い道を、どのように把握していますか?
  • お子様にお金の使い方でもっとも学んでほしいことは?
  • お子様に渡すお金に関連してチャレンジしてほしいことは?
  • 【高校生】保護者の方とお小遣いに限らずお金の話をしますか?
  • 【保護者】お子様とお小遣い以外のお金の話をしますか?
 高校生がひと月にもらっているお小遣いの平均金額は5,415円で、直近3年間でもっとも高い金額となったことが2025年7月11日、リクルートが提供する進路情報メディア「スタディサプリ進路」の調査で明らかとなった。

 お小遣い実態調査は、スタディサプリ編集部の高校生エディターと公式LINE登録者および保護者を対象に5月16日~18日にかけて実施。有効回答数は、高校生694人、保護者310人。

 お小遣い平均金額は5,415円で、直近3年間でもっとも高い金額となった。保護者の約5割は、子供のお小遣いの使い道を把握していると回答。約9割の保護者が「子供との会話」によって把握していると回答しており、レシートや領収書を見せてもらう、電子マネーの使用履歴を確認するといった方法は少数派だった。

 お金の使い方でもっとも学んでほしいことは、「収入と支出のバランスを取ること(予算管理)」が1位となった。また、子供にチャレンジしてほしいこととしては、「年間のお小遣いや臨時収入を一括で渡し、自ら年間計画を立てて管理する」が1位にランクインした。さらに、2位には「お小遣いや臨時収入を元手にした未成年口座での株式投資」があげられ、2022年に家庭科に導入された「資産形成の授業」をはじめ、高校生に対する金融教育への期待も感じられた。

 一方、高校生に「保護者の方からお小遣いの使い方を注意されたことがありますか?」という質問をすると、「はい(注意されたことがある)」は28.8%。また「保護者の方とお小遣いに限らずお金の話をしますか?」という質問には、「はい」と回答した人は少数派(37.6%)で、保護者とお金の話をしているという認識は薄いことがわかった。保護者とお金の話をあまりしていないと捉えている高校生側は、社会人と違い、お金に関連する知識も経験もまだまだ少なく、具体的な問いや話題も少ないと考えられる。

 「スタディサプリ進路ブック」編集長 金剛寺千鶴子氏は、「保護者から、学んでほしいお金の知識や考え方について、積極的に話しかけて考える機会を作るのも必要なのではないでしょうか」と提案。また家庭内でのお金に関するコミュニケーションという意味では、「希望の進路についての会話もその延長線上にあり、より十分な対話量が必要といえそうだ」と分析している。
《風巻塔子》

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