【高校受験2026】【高校受験2027】大分県立高、複数校志願制と自己推薦入試を導入 | NewsCafe

【高校受験2026】【高校受験2027】大分県立高、複数校志願制と自己推薦入試を導入

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令和8年度入試における複数校志願制度の概要と流れ
  • 令和8年度入試における複数校志願制度の概要と流れ
  • 複数校志願制度における出願可能な普通科
  • 県立高校入学者選抜に係る自己推薦入学者選抜の導入
  • 推薦入学者選抜の資料等
 大分県教育委員会は2025年7月10日、通学区域制度検証委員会の答申を踏まえ、今後の高校入試の方針について発表した。2026年度(令和8年度)入試より複数校志願制度、2027年度(令和9年度)入試より自己推薦入学者選抜を導入する。

 通学区域制度検証委員会が5月30日に出した答申では、県立高校の全県一区制度を維持しながら、地域の高校の志願者減など全県一区の課題も踏まえ、新たな仕組みとして特色入試(自己推薦型入試)や第二志望制を講じることなどを盛り込んでいた。

 7月10日に発表したのは、県立高校入学者選抜における複数校志願制度と自己推薦入学者選抜の導入。現在の中学3年生が対象となる2026年度入試では、第二次入学者選抜を廃止し、第一次入学者選抜で複数校志願制度を取り入れる。

 第二志願校への出願は、第一志願校の合格発表後、欠員のあった学校・学科を対象に受け付ける。第一次入学者選抜の得点と調査書点を用いて選抜を行い、面接は実施しない。第二志願校出願に際して、入学考査料は必要ない。

 普通科は、出身中学校の所在市町村によって出願可能な高校に制限を設ける。専門学科、総合学科では、出願可能な高校に制限はない。

 複数校志願制度で出願可能な普通科は、中津市・豊後高田市・宇佐市が、中津南高校、耶馬溪校、中津北高校、高田高校、宇佐高校、安心院高校。国東市・姫島村・杵築市・日出町・別府市は、国東高校、杵築高校、別府鶴見丘高校、別府翔青高校。臼杵市・津久見市・佐伯市は、臼杵高校、津久見高校、佐伯鶴城高校。豊後大野市・竹田市は、三重総合高校、竹田高校。日田市・九重町・玖珠町は、日田高校、玖珠美山高校。大分市・由布市は、県内すべての高校。

 一方、現在の中学2年生が対象となる2027年度入試では、推薦入学者選抜に加え、自己推薦入学者選抜を導入し、併用する。2027年度推薦入学者選抜からは、中学校長の推薦を必要とする「指定活動推薦入学者選抜」と、中学校長の推薦を必要としない「自己推薦入学者選抜」を設けることになる。

 「指定活動推薦入学者選抜」は、高校ごとに指定するスポーツ活動や文化活動で成果を収めた者などが対象となり、実施の有無は高校が判断する。選抜の資料(案)は、調査書、推薦書、小論文、面接など。

 「自己推薦入学者選抜」は、学校ごとに定めた出願要件を満たす者が受験でき、すべての高校・学科で実施する。選抜の資料(案)は、調査書と志望理由書を必須とするほか、学力検査や小論文、適性検査、実技検査、面接などは学校ごとに選択して実施する。

 自己推薦入学者選抜の詳細については、2026年度当初に公表予定。
《奥山直美》

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