子供の教育で後悔していること、2位「干渉しすぎ」1位は? | NewsCafe

子供の教育で後悔していること、2位「干渉しすぎ」1位は?

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子供の教育で後悔していることはあるか
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 子供の教育に関する調査で、親の90.4%が何らかの後悔を抱えていることがわかった。後悔の1位は「早期教育すればよかった」で、2位は「干渉しすぎた」、3位は「好きなことをさせなかった」と続く。

 アタムアカデミーは、子供がいる人500人(女性395人/男性105人)を対象にインターネットによる調査を実施した。調査期間は2025年4月14日~28日。回答者の年代は、20代 9.0%/30代 44.8%/40代 29.6%/50代以上 16.6%。

 調査の結果、後悔していることの1位は「早期教育すればよかった」16.6%、2位は「干渉しすぎた」10.0%、3位は「好きなことをさせなかった」9.4%。

 早期教育に関する後悔は、英語や塾通いをもっと早く始めていればよかったという声が多い。早期からの習い事や学習が子供の学校生活や将来に影響すると認識したことが背景にあるという。

 干渉しすぎたことへの後悔は、子供の自主性や自己決定力が育たなかったことに起因する。過保護や過干渉が子供の成長に悪影響を及ぼすことが示唆されている。

 好きなことをさせなかったことに対する後悔は、親の思う正解や期待が優先され、子供の本音に耳を傾けなかったことが原因とされる。親の価値観よりも子供の選択を尊重することが重要だと考えられている。

 一方で、子供の教育でやっておいてよかったこととしては、「本に触れさせる」が30.8%と圧倒的1位であった。読書や読み聞かせが国語力や知的好奇心の基礎になったと認識されている。

 今後大切にしたいこととしては、「子供の意思を尊重する」がもっとも多く、全体の54.8%を占めた。子供の自主性を尊重し、成長と自信につなげることが重要視されている。

 國學院大學の寺本貴啓教授は、「このアンケートを見るとやらせておけばよかったものがいくつかありますが、さまざまなものを子供たちに示して、子供が興味をもったものを試してみるということが良さそうです。物事はやってみないと合っているかどうかわかりません。挑戦するきっかけづくりが大切なのではないでしょうか」と述べている。
《風巻塔子》

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