第66回国際数学オリンピックが2025年7月10日~20日、オーストラリアにて開催される。日本代表選手は灘中学、灘高校、ラ・サール高校、筑波大駒場高校など6校の中高生6人に決定。灘中学校からは2年生の伊勢戸皓太さんが出場する。 国際数学オリンピック(International Mathematical Olympiad:略称IMO)は、高校生以下を対象に数学の問題を解く力を競うコンテスト。1959年の第1回ルーマニア大会以来、毎年開催。今では100か国以上から1,000人を超える選手・役員が集結する国際的なイベントへ成長。日本は1990年から参加を開始し、毎年6名の選手を派遣している。 日本代表選手6名は、数学オリンピック財団が実施した「日本数学オリンピック (JMO) 」の成績をもとに選出。第35回JMOの予選応募者5,358人の中から、灘高等学校1年の安藤匠吾さん、ラ・サール高等学校2年の濵川慎次郎さん、灘中学校2年の伊勢戸皓太さん、長野県松本深志高等学校3年の狩野慧志さん、帝塚山学院泉ヶ丘高等学校3年の若杉直音さん、筑波大学附属駒場高等学校2年の山本一揮さんの6人が選ばれた(学年は2025年4月現在、アルファベット順)。 第66回国際数学オリンピックは2025年7月10日~20日、オーストラリア(サンシャインコースト)で開催される。選手団は7月13日に現地着、7月14日に開会式、7月15日と16日の2日間でコンテスト、7月17日と18日に国際交流・観光、7月19日に閉会式を予定している。