社会人1年目の貯蓄額、平均52万円に増加 | NewsCafe

社会人1年目の貯蓄額、平均52万円に増加

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社会人1年生が希望する初任給の使いみち、社会人2年生が経験した実際の使いみち
  • 社会人1年生が希望する初任給の使いみち、社会人2年生が経験した実際の使いみち
  • 社会人1年目に貯蓄した金額
  • 30歳時点の目標貯蓄額
  • 30歳時点の目標年収
  • 完全出社」か「完全テレワーク」か、どちらか一方の働き方を選ぶならどちらを選ぶか
  • 一緒に働きたくないと思う、嫌いな先輩・上司の特徴
 社会人1年目に貯蓄した金額の平均は52万円で、前年の49万円から3万円増加したことが、ソニー生命保険が2025年4月15日に発表した「社会人1年目と2年目の意識調査」より明らかになった。

 ソニー生命保険は、2025年2月28日から3月10日にかけて、社会人1年生および2年生を対象にした「社会人1年目と2年目の意識調査」を実施し、1,000名の有効サンプルを集計した結果を発表した。調査はインターネットリサーチを通じて行われた。

 調査によると、社会人1年目に貯蓄した金額の平均は52万円で、前年の49万円から3万円増加した。消費支出を抑え、貯蓄を増やそうとする傾向がうかがえる。また、30歳時点の目標貯蓄額については、社会人1年生で平均963万円、社会人2年生で平均1,012万円となり、前年から26万円増加した。

 初任給の使いみちについては、社会人1年生の35.8%が「貯蓄に回す」と回答し、もっとも多かった。ついで「生活費(食費など)に充てる」(26.8%)、「自分にちょっと良い物を買う」(23.4%)が続いた。一方、社会人2年生では「貯蓄に回す」が29.2%で最多となり、実際の使いみちと希望の使いみちに若干の差が見られた。

 社会人1年目にかかった金額については、倹約志向の高まりから、すべての項目で前年より減少した。具体的には、「身だしなみ」平均4万4,078円、「自己投資」平均2万2,333円、「プライベートな付き合い・交際」平均19万3,693円、「実家に入れた金額」平均14万4,074円となった。

 30歳時点の目標年収については、社会人1年生で平均726万円、社会人2年生で平均700万円だった。特に社会人2年生の男性では平均857万円と、前年から152万円増加した。

 出世意欲については、全体の54.5%が「出世したい」と回答したが、社会人2年生の女性では「出世したいと思わない」が63.2%に達した。出世したくない理由としては、「責任が増える」(33.2%)や「ストレスを抱えたくない」(32.7%)があげられた。

 「完全出社」か「完全テレワーク」か、どちらか一方の働き方を選ぶならどちらを選ぶか聞いたところ、「完全出社」を希望する人が60.3%と、前年より8.4ポイント上昇した。また、社会人1年生・2年生が一緒に働きたくないと思う先輩・上司の特徴として、「いつもイライラしている」(33.8%)がもっとも多くあげられた。

 目標にしたい先輩のイメージに合う有名人としては、男性では「大谷翔平」、女性では「天海祐希」が1位となった。
《吹野准》

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