サンシャイン水族館、真夜中の生き物展 | NewsCafe

サンシャイン水族館、真夜中の生き物展

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サンシャイン水族館 特別展「真夜中のいきもの展」
  • サンシャイン水族館 特別展「真夜中のいきもの展」
  • サンシャイン水族館オリジナル 真夜中のいきもの展アクリルキーホルダー(カプセルトイ仕様)
 東京・池袋のサンシャイン水族館は、2025年3月14日から11月24日までの期間、夜や暗闇で活動する生き物に焦点を当てた特別展「真夜中のいきもの展」を開催する。約20種の生き物を「夜行性」「洞窟」「発光」のカテゴリーに分け、海や森の生息域のアイコンを用いて解説する。

 この特別展の目的は、普段はなかなか見ることのできない夜行性の生き物たちの活動を観察する機会を提供することにある。展示エリアは薄暗く演出され、日中は寝ていることが多い生き物たちが活動するようすや、暗闇で発光する生き物の姿を観察できる。また、ヒカリキンメダイの発光器を観察できる「のぞき穴」も設置され、発光器がチカチカと光るようすを楽しむことができる。

 特に注目されるのは、中国の野生下では絶滅したと考えられ、日本国内で2個体のみ飼育されているスライゴオオサンショウウオの展示である。この希少な生き物は、2024年に京都大学の研究により、サンシャイン水族館で飼育されていることが判明した。

 夜行性の生き物は、夜間に活動し昼間は休む性質を持つ。体色が黒い生き物や表面積の小さな生き物は、昼間の直射日光で体温が上がりやすいため、昼間は物陰や地中に隠れて休む。また、昼行性の獲物が休息している夜間を狙う肉食動物もいる。夜間は光がほとんどないため、聴覚に優れ、少ない光を取り込むために眼が大きく発達した生き物が多い。

 洞窟に生息する生き物は、昼は洞窟内で暮らし、夜になると洞窟の外に出て活動するものや、洞窟内の光のない世界に適応するため眼が退化したり、消失していたりするものもいる。暗闇の中で眼の代わりとして、触角や体毛が発達している生き物もいる。

 この特別展では、オリジナルグッズも販売される。ヒカリキンメダイをモチーフにしたフラッシュプリントTシャツや、真夜中の海と森を描いた耐熱グラスマグカップ、特別展で展示する生き物たちのアクリルキーホルダーなどが用意されている。

◆サンシャイン水族館 特別展「真夜中のいきもの展」
開催期間:2025年3月14日(金)~11月24日(月・振)※6月19日(木)は休館
※営業時間は時期によって異なる
会場:サンシャイン水族館 特別展会場
参加費:通常入場券600円、オリジナル蓄光ステッカー付き入場券800円
《神林七巳》

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