スタジオアリスは、2025年に昭和100年を迎えるにあたり、全国の成人式に参加したことがある昭和/令和世代の女性800名を対象に「成人式/振袖に関する調査」を実施した。調査は2024年11月28日から12月4日にかけて行われ、成人式の考え方や振袖選びにおける価値観の変化を探った。その結果、令和世代が昭和世代に比べて成人式に前向きであり、振袖選びにおいても積極的に情報収集していることが明らかになった。 調査の背景には、成人式が人生の節目として重要視される一方で、世代間での意識の違いがある。令和世代の76.0%が成人式を「必要だと思う」と回答したのに対し、昭和世代では45.5%にとどまった。令和世代は成人式を自己成長や同世代とのつながりを感じる機会と捉えており、2020年の新型コロナウイルスの影響で学生時代の記念行事が実施できなかったことも、成人式に対する前向きな姿勢に影響していると考えられる。 振袖選びのきっかけについては、昭和世代も令和世代も「親」が第一位であることは変わらないが、令和世代はSNSを活用して情報収集を行う姿勢が見られる。昭和世代では「親(53.5%)」がもっとも多く、ついで「特にない(28.0%)」が続くが、令和世代では「親(68.0%)」についで「SNS(26.0%)」がランクインしている。 振袖選びの基準に関しても、令和世代は「コスパ」を重視していることが判明した。SNSを通じた情報収集の影響もあり、昭和世代と比較して価格に対する意識が高い。一方で、時代が変わっても「種類の豊富さ」や「品質」が重視される基準であることは変わらない。 振袖の人気カラーについては、昭和世代では「赤系」が圧倒的な支持を集めたが、令和世代では「赤系」の割合が減少し、「白系」が台頭している。白系の振袖は「上品で洗練された印象」「写真映えする」といった理由で選ばれる傾向があり、現代の美意識やトレンドを反映した選択肢となっている。 この調査は、スタジオアリスが成人式に関する価値観の変化を理解し、より多様なニーズに応えるための一環として行われた。成人式振袖レンタル&前撮りパック「ふりホ」では、最大1,500種類の正絹を中心とした高品質な振袖を提供し、安心の一律価格で利用できるサービスを展開している。