埼玉県の私立中学入試の解禁日が2025年1月10日に迫る中、浦和明の星女子1回と青山学院浦和ルーテル1回などで出願が締め切られた。四谷大塚の1月7日現在の情報によると、開智では算数特待の出願倍率が209倍、出願数前年比は全試験で1.5倍以上となっている。 四谷大塚では主要中学校の出願状況を随時アップデートしている。掲載校数は14校。出願が締め切られた私立中学校をみると、浦和明の星女子1回は女子計120人の定員に対し1,919人が出願、出願倍率15.99倍。青山学院浦和ルーテル1回は、男女計15人の定員に対し360人が出願、出願倍率24.00倍。出願者前年比はいずれも97%となった。 また出願締切前の1月6日時点で、栄東はA日程東大が男女計80人の定員に対し、出願者数5,143人、出願倍率64.29倍。A日程難関大が男女計60人の定員に対し、出願者数3,833人、出願倍率63.88倍。東大特待が男女計30人の定員に対し、出願者数は1,201人(4教科型1,070人、算数1教科型131人)、出願倍率は40.03倍。B日程が男女計40人の定員に対し、出願者数2,244人、出願倍率は56.1倍。東大IIが男女計30人の定員に対し、出願者数608人、出願倍率は20.27倍。このうち出願者数が前年比100%を超えているのは、A日程難関大のみで、そのほかの試験回は前年度を下回っている。 一方、開智と開智所沢は全試験で前年比1.5倍以上の出願数を集めている。開智は第1回が男女計110人の定員に対し、出願者数3,969人、出願倍率は36.08倍。創発特待Aが男女計30人の定員に対し、出願者数2,237人、出願倍率は74.57倍。算数特待は男女計10人の定員に対し、出願者数2,090人、出願倍率は209.00倍。第2回が男女計85人の定員に対し、出願者数3,281人、出願倍率は38.60倍。特待Bが男女計40人の定員に対し、出願者数2,663人、出願倍率は66.58倍。なお、開智の出願者数には帰国生を含む。 開智所沢は第1回が男女計100人の定員に対し、出願者数4,037人、出願倍率は40.37倍。特待Aが男女計40人の定員に対し、出願者数2440人、出願倍率は61.00倍。算数特待が男女計25人の定員に対し、出願者数2,261人、出願倍率は90.44倍。第2回が男女計65人の定員に対し、出願者数3,438人、出願倍率は52.89倍。特待Bが男女計55人の定員に対し、出願者数2,861人、出願倍率は52.02倍。 このほか、立教新座は一般入試第1回が男女計約100人の定員に対し、出願者数1,329人、出願倍率13.29倍、出願数前年比は76%。淑徳与野は1月7日時点で、医進コース特別入試が女子25人の定員に対し、出願者数683人、出願倍率27.32倍。第1回入学試験が女子110人(医進15人・特進95人)に対し、出願者数2,107人、出願倍率19.15倍。淑徳与野の出願数はいずれも前年度を上回っている。