【大学受験】医学部の予備校費用「500万円超」約4割 | NewsCafe

【大学受験】医学部の予備校費用「500万円超」約4割

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医学部に合格するまでに、予備校に関する費用はどれくらいかかったか
  • 医学部に合格するまでに、予備校に関する費用はどれくらいかかったか
  • 医学部受験専門の予備校に通って、学力が向上したと感じたか
  • 完全個別指導で学力が向上したと感じたか
  • 医学部受験専門の予備校での学習によって、学力が向上したと感じたか
  • 費用が高くても、学力が上がる予備校に通った方がよいと思うか
 医系専門予備校メディカルラボを運営するキョーイクは、医学部受験を目指す予備校生やその保護者を対象に、「医学部受験×予備校」に関する調査を実施した。調査は2024年11月21日から11月26日にかけて行われ、1,020人の回答を得た。調査結果によれば、約4割の人が500万円以上を予備校に投資しており、長期的な視点で費用対効果を重視する傾向も明らかになった。

 医学部受験において予備校選びは重要な要素となる。一般的な予備校と医学部受験専門の予備校のどちらに通うかは、受験生やその保護者にとって大きな選択である。調査では、66.4%の人が一般的な予備校に通い、31.4%が医学部受験専門の予備校に通ったと回答した。どちらにも通った人は2.2%にとどまった。

 医学部受験専門の予備校に通った人のうち、約9割が学力向上を実感している。具体的には、「非常に感じた」が45.5%、「やや感じた」が43.2%であった。医学部受験専門の予備校に通うメリットとしては、「早い段階から医学部受験対策ができる」(44.9%)、「医学部受験に特化した授業を受けられる」(43.0%)、「医学部受験に関する情報を得られる」(37.8%)があげられた。

 予備校の授業形式については、少人数指導がもっとも多く選ばれた。少人数指導(講師1人:生徒2~10人未満)を選んだ人は40.2%で、完全個別指導(講師1人:生徒1人)は20.8%、集団指導(講師1人:生徒10~20人未満)は21.5%、講義形式(講師1人:生徒20人以上)は16.3%であった。完全個別指導を選んだ人の約9割が学力向上を実感しており、個々に合わせた柔軟な指導が評価されている。

 費用に関しては、医学部に合格するまでにかかる予備校費用が100万円未満の人は14.8%、100~500万円未満が30.6%、500~1,000万円未満が19.7%であった。費用が高くても学力が上がる予備校に通った方がよいと考える人は約8割(82.0%)にのぼった。理由としては、「浪人費用を回避できる」(52.9%)、「奨学金や学費免除の可能性が高まる」(42.9%)、「早期に医師としてのキャリアを積める」(41.2%)があげられた。

 今回の調査結果から、医学部受験において予備校が重要な役割を果たしていることが明らかになった。特に、完全個別指導の予備校に通った人の多くが学力向上を実感し、費用対効果を重視する傾向が見られる。医学部合格を目指す際には、自分に合った指導形態を選ぶことが重要であるといえる。
《佐藤愛》

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