旺文社教育情報センターは2024年11月14日、「2026年新設へ 大学8校申請」と題して大学新設情報をWebサイトに掲載した。文部科学省によると、大学8校、短大1校が申請を行っている一方、2026年には6校が募集停止を公表している。 今回の申請では、看護・医療系の新設が目立ち、大学3校と短大1校が含まれている。特に、バリアフリー教養大学と博多大学は前年に申請を取り下げたが、今回再度申請を行った。博多大学は、国の「大学・高専機能強化支援事業」に選定されており、デジタルやグリーンなど成長分野の人材育成を助成金で後押しする計画がある。 大学の新設申請は例年5校前後で、おおむね新設されているが、専門職大学の申請数と新設校数は減少している。短大に関しては、今回8年ぶりの認可申請となる。短大の新設は2018年以来であり、今回の申請が注目される。 一方で、大学や短大の募集停止も進んでいる。2024年から募集停止を決めた恵泉女学園大と神戸海星女子学院大に続き、2025年にはルーテル学院大、高岡法科大、電動モビリティシステム専門職大が募集を停止する。短大では、2025年に23校が募集停止を予定しており、2026年には6校が募集停止を公表している。 短大の募集停止は2018年以降、2025年までで60校に達しており、大学7校、専門職大学1校も募集停止を決めている。これらの動きは、少子化や教育環境の変化が影響していると考えられる。