自国の教育システム評価、日本は30か国中24位 | NewsCafe

自国の教育システム評価、日本は30か国中24位

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イプソス「教育モニター2024」調査レポート
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 世界最大規模の世論調査会社イプソスは世界30か国を対象に、「教育」に関する意識調査「教育モニター2024」を実施した。調査によると、日本のZ世代は教育システムの最大の課題を「時代遅れのカリキュラム」と考えていることがわかった。

 調査期間は2024年6月21日から7月5日。調査対象は世界30か国2万3,754人(日本人2,000人)。調査方法はイプソス グローバルアドバイザー調査プラットフォーム、IndiaBusプラットフォームを使用したオンライン調査。

 イプソスによる教育に関する調査の結果、現代の日本の教育システムの最大の課題を、Z世代は「時代遅れのカリキュラム」、そのほかの世代は「教員教育が不十分」と考えていることがわかった。特に、ベビーブーマー世代は45%が「教員教育が不十分」と回答。Z世代の同回答は27%と20ポイント近い差がつき、直近で教育を受けてきた世代との認識の差が明らかになった。

 また、「あなたの国における教育システムの全体的な質をどう評価しますか?」という問いに対し、「良い」と回答した日本人は19%と、グローバル比較では30か国中24位という結果だった。しかし、日本人だけの回答をみた場合、もっとも肯定的に評価している世代は、最近まで教育を受けていたZ世代であることがわかった。将来のキャリアへの備え、社会的不平等の緩和への貢献などについて、もっとも評価していない年代と比較すると、いずれも10%前後の差がつく結果となった。

 調査の詳細はWebサイトに掲載されている「イプソス『教育モニター2024』調査レポート」から閲覧できる。イプソスは世界の人々の「教育」に関する意識や行動、またその変化の動向を観測し、理解するための調査を継続的に行っている。
《藤本ゆう子》

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