8割超の親が「子供の質問に答えられず」くもん調べ | NewsCafe

8割超の親が「子供の質問に答えられず」くもん調べ

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まなびのすゝめ
  • まなびのすゝめ
  • 子供の質問に答えられなかったことがある?
  • 子供からの質問の種類はどのようなものだった?
  • 「勉強について」を選択した親がもつ子供の学年
  • 普段から子供に勉強する意義を伝えられていると思う?
  • 「AIがなんでも答えてくれるのに、どうして勉強する必要があるのですか?」という質問に答えることができる?
  • 子供からの質問内容は大人になったあなたでも疑問に思うことがある?
 公文教育研究会は2024年9月17日、「子どもの学びに関するアンケート調査」の結果を発表した。8割超の親が「子供の質問に答えられなかったことがある」と回答しており、子供の疑問について、7割超の親自身も疑問に思っている、ということが明らかになった。

 「子どもの疑問と教育に関する意識調査」は日々子供たちの学びに向き合っているくもんの先生が、子供たちの質問に答える「まなびのすゝめ」サイト公開に先立ち実施したもの。全国の小学1~4年生の子供をもつ男女(25歳~55歳)を対象に、2024年5月インターネットで実施した。有効回答数は400人。

 調査によると81.3%の親が子供からの質問に「答えられなかったことがある」と回答。多くの親が一筋縄ではいかない子どもからの質問に、明確な答えを返せなかった経験を持っていることがわかった。

 子供からの質問でもっとも多いのは「生活の中の疑問について」84.8%だった。宿題の質問や学校の授業に関する質問といった、「勉強」についての疑問も52.3%と、半数を超えた。小学3年生と4年生では、勉強についての質問をされる親が60%を超えている。

 「勉強する意義」を伝えられているかについて聞くと、「勉強する意義について伝えられていると思う」と答えた親はわずか13.0%と非常に少なかった。

 「AIがなんでも答えてくれるのに、どうして勉強する必要があるのですか」という問いについて60.3%の親が答えられないという結果になった。また、「翻訳機があるのに、どうして外国語を勉強する必要があるのですか」という問いにも60.8%の親が答えられないと回答している。多くの親が子供からの学びの質問に対し、答えられる自信がない、答えることができない、わからないと感じているようだ。

 答えられなかった質問も多い中で、「実は自分も疑問に思っている」と答えた親は全体の72.0%にのぼり、質問との向き合い方の難しさがうかがえる結果となった。
《中川和佳》

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