健診で「異常なし」でもだるい・集中できない。40代・50代女性を悩ませる『隠れ貧血』とは | NewsCafe

健診で「異常なし」でもだるい・集中できない。40代・50代女性を悩ませる『隠れ貧血』とは

社会 ニュース
健診で「異常なし」でもだるい・集中できない。40代・50代女性を悩ませる『隠れ貧血』とは

「たくさん寝ても疲れが取れない」「立ち上がるとフラつくことがある」「集中力が続かない……」など「貧血気味なのかな……」と感じる症状があり、心配になって健康診断を受けてみると「異常なし」と診断されてしまった。という経験をしたり体験談を耳にしたりしたことはありませんか?

そんなとき、「きっと、自分の気にしすぎなんだ」と落ち込んでしまうかもしれません。しかし、一般的な健康診断で貧血だと指摘されなくても、体内の鉄が不足している可能性はあります。今回は、いわゆる「隠れ貧血」の状態や、見逃したくないサインをご紹介します。

健診では問題なし…。不調は自分の問題?

イラスト/lely

頭がぼんやりして仕事のミスが増えると、「私のやる気が足りないのかもしれない」と自分を責めたくなりますよね。とくに、40~50代の女性は「更年期だから仕方ない」と周りから言われることも……。健康診断の検査結果が正常である場合、不調を感じる自分の感覚が間違っているのか心配になってしまうかもしれません。

一般的な健康診断ではヘモグロビンの値から貧血の有無を確認します。しかしながら、ヘモグロビン値が正常でも、体内の鉄が足りているとは限りません。一般的な検査結果に表われなくても、体に蓄えられた鉄が減っている「隠れ貧血」や「潜在性鉄欠乏」と呼ばれる状態である可能性も考えられます。

不調の正体は「鉄の貯金を使い果たした」のが原因!?

Photo:O-DAN

鉄不足の状態は、食事から摂る鉄の量より、月経などで失う鉄の量が多い状態が続くと、無自覚のうちに進行していきます。

ヘモグロビンより先に減るフェリチン

体内の鉄には、ヘモグロビンの材料として酸素を運ぶために消費される鉄と、必要なときに備えて蓄えられている「貯蔵鉄」があります。この貯蔵鉄の状態を知る目安になるのが「フェリチン」です。

体内の鉄が不足すると、まずは「鉄の貯金」にあたる貯蔵鉄を切り崩し、ヘモグロビン値が正常に保たれます。つまり、この段階で健康診断を受けてもヘモグロビン値は正常範囲なので異常を指摘されないことがあるのです。ここからさらに鉄不足が進まないと、鉄欠乏性貧血と診断されません。

月経量の変化にも注目

40~50代の女性は、更年期の影響で月経周期や経血量が変化しやすい年代です。食事から補う鉄よりも月経で失われる鉄の方が多くなり、貯蔵鉄が少しずつ減少することがあります。

「夜用ナプキンでも漏れる」「レバー状の大きな塊が出る」「月経が8日以上続く」という場合は、過多月経かもしれません。出血量の増加の原因は女性ホルモンバランスの異常だけではなく、子宮筋腫や子宮腺筋症の可能性もあります。「更年期だから」と我慢せず、婦人科に相談してくださいね。

だるさやミスの増加も鉄不足が原因の可能性も

鉄不足に伴い、疲れやすさや頭痛、めまい、息切れ、動悸といった不調があらわれることがあります。その他にも「考えがまとまらない」「集中力が低下してミスが増えた」という変化を感じる人もいるでしょう。

しかしながら、原因は必ずしも鉄不足とは限りません。「貧血のせいだ」と自己判断し、鉄剤やサプリメントを飲み続けるのはおすすめできません。辛さが続くときは、まず医療機関で原因を特定してくださいね。

本記事では、月経周期や経血量が変化しやすい40代・50代が気をつけたい「隠れ貧血」についてお届けしました。

>>肉+ブロッコリー・朝食に卵や納豆!医師が教える『隠れ貧血』予防・改善策

では、効果的な鉄の補い方をお届けします。


《OTONA SALONE》

特集

page top