「え!間違ってたの!?」介護歴4年のライターも驚いた。介護拒否につながる「やりがちだけど実は逆効果な介護」3選【医師に聞く】 | NewsCafe

「え!間違ってたの!?」介護歴4年のライターも驚いた。介護拒否につながる「やりがちだけど実は逆効果な介護」3選【医師に聞く】

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「え!間違ってたの!?」介護歴4年のライターも驚いた。介護拒否につながる「やりがちだけど実は逆効果な介護」3選【医師に聞く】

絶賛介護中の私(ライター小林)が、終わりが見えない介護に絶望すら感じていたとき、ある本と出会い気持ちが一変。「介護の時間がこんなふうに“良いもの”になるなら、目の前にゴールがなくても大丈夫! むしろ介護を楽しんでみよう」と、初めて前向きになれたのです。

その本とは、『認知症の方と意思疎通が取れる 介護シーン別 ユマニチュード式「話し方・行動」実践編』(本田 美和子・著/講談社)。タイトルを目にした瞬間は「ちょっと難しいのかな?」と思ったものの、スラスラ読める内容で、あっと言う間に読了! 知っておきたい「認知症の基礎知識」や「日常の困ったこと・その解決策」などが、分かりやすく書かれており、今では参考書のように持ち歩く大事な一冊です。

 

前回に続き、著者である本田 美和子先生(国立病院機構東京医療センター 総合内科医長)と、監修のイヴ・ジネスト先生(ジネスト‐マレスコッティ研究所長)へのインタビューをお届けします。

▶「大きい声で話す」実はNGです

えっ、コレって間違いなの? ケアの最中に当たり前にやっていた3つの【NG】行動

―――本書で紹介されている認知症のケア技法「ユマニチュード」では、誰もが学べて実践できる具体的な技術として、「見る」「話す」「触れる」「立つ」といった4つの柱とともに、それぞれの【OK】行動と【NG】行動が示されています。「大きな声で話す」も【NG】なんですね。私は、「相手によく聞こえるために」と意識的にやっていました。

本田 美和子先生(以下、本田):相手の耳が遠いと、私たちはついつい大きな声で話しかけてしまいます。よかれ、と思って大声で話してしまうと、音圧が高い声を浴びることになり、ご本人にとっては「叱られている」と感じてしまって、いわゆる認知症行動心理症状の引き金になってしまうこともあります。話すスピードは相手に余裕を感じてもらうためにゆっくりと、穏やかな状況を醸し出すために歌うような抑揚をつけることも大切です。

また、高い声は高齢者には聞き取りにくいので、できるだけ低めの声で話した方が、相手は理解できやすくなります。さらに、聞いた内容が耳から脳に届き、そこで分析されて、その内容について返答する、という一連の情報処理の時間が長くなっている高齢者にとっては、テキパキと早口で話されると答えに詰まってしまいかねません。

―――私も時間に余裕がないときは、最初の声掛けをするタイミングから早口に。その後は、黙々と進めていたような……。まさに、これも【NG】でしたね。本書にも「無言でのケアは、そんなつもりではなくても『私はあなたの存在を認めていない』というメッセージになってしまいます」とありました。

本田:介護をするときには、体を拭いたり、着替えをしたり、というような「やらなければいけないこと」が常にあります。作業に黙々と取り組み、「口数少なく、テキパキと素早く行う」ことが「良いケア」と考えてしまいがちです。

しかし、介護をする時に一番大切なことは「相手と共に良い時間を過ごす」ことで、そのための「話す」技術はとても重要です。

<ライター小林がケアの際にやっていた3つの【NG】行動>

1 ×大きな声で話す →○穏やかに、ゆっくりと抑揚をつけて話す

2 ×会話をせずに黙々と行う →○介護の場に言葉をあふれさせる

3 ×スピード重視でテキパキと行う →○動きはできるだけゆっくりと、鈍いところ(背中、上腕、肩など)から優しく触れる

▶ケアがスムーズになる「話し方のコツ」

「ケアの間に何を話せばいいか分からない」その答えは、とてもシンプルだった

―――本書を通じて「相手と良い関係を築くことができれば、ケアを受け取ってもらえる可能性が増え、介護をする側の負担も減る」ということを学びました。ここを意識すれば、少しずつ【NG】行動を減らしていけそうな気がします! ただ、「ケアの際に話す」は、ちょっとハードルが高いような……。ぜひ、アドバイスをいただけますか?

イヴ・ジネスト先生(以下、ジネスト):手や体を動かしている最中に話すのは、難しいと感じるかもしれません。でも、自分の動きを言葉にする「実況中継」のような形なら、意外とスムーズにできるんですよ。ケアには何かしらの動きがあるので、「自分の手が語る」というイメージです。

―――なるほど! それなら「何を話そうかな……」など考える必要もなく、自然にできそうです。

本田:「今背中を拭いています」「こんどは右腕です」などの自分が行っていることだけでなく、その間に「気持ちいいですね」「さっぱりしますね」などの心地よい状況を伝える言葉や、「笑顔が見れてうれしいです」など相手の反応に気がついていることを伝える言葉を組み合わせることで、ケアの場に言葉をあふれさせます。

―――「前向きな言葉」への意識も大事なんですね。義母の入浴拒否が続いていたとき、夫が「もう何日も入っていないでしょ。体も臭いし汚れてる」と言ったら、余計に拒否が酷くなり……。最終的には、「じゃあ、迷惑かけないように田舎に帰るわ!」となりました(涙)。

ジネスト:ご家族にしてみると、「今日こそお風呂に入れなくちゃ」と必死になってしまいますよね。そんなときこそ、ポジティブな言葉が大切。その時間が良い記憶となって残り、少しずつ応じてくれるようになりますよ。

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《OTONA SALONE》

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