
ゴールデンウイーク特別企画!オトナサローネで公開された記事の中から、「大反響だった記事」をピックアップしてお届けします。 近藤ともさんによる本シリーズは、「普段なにげなく見ていた略語に興味がわいてくる」と人気です。
(集計期間は2019年3月~2026年4月まで。本記事の初公開2020年3月 2026年4月加筆修正。記事は取材時の状況です)
助けを求めるときに発する信号「SOS」。映画や漫画、ドラマで見て、危険がせまったら取り急ぎ「SOS!」と叫べばよいと理解している人も多いでしょう。
略語じゃない!信号音を表す3文字なんです。
歴史上、「SOS」の信号を初めて発信した船として知られているのが、1912年4月に北大西洋で遭難した、あの有名なタイタニック号です。もっとも、SOSが国際遭難信号として正式に広く使われるようになるのは、それから間もない1912年以降のことでした。
タイタニック号の遭難当時、一般的に使われていた遭難信号は「CQD」でした。そのため無線通信士は、まずCQDを発信し、あわせて、新しい遭難信号として知られ始めていたSOSも送信したといわれています。どちらでも伝わるようにした、当時の必死さが伝わる話です。
なお、SOSもCQDも、何かの略語だと思われがちですが、実は打電しやすく、聴き取りやすいモールス符号の組み合わせにすぎず、特別な意味を持っているわけではありません。ただし、「Save Our Ship(我々の船を救え)」や「Save Our Souls(我々の生命を救え)」、「Come Quick Danger(急いで来い、危険)」などの略語だという説が、都市伝説のように広まっていったようです。
無線電信によるSOSは、長年にわたり海上での人命救助に大きく貢献してきましたが、全世界的な海上遭難・安全システム「GMDSS(Global Maritime Distress and Safety System)」が1992年2月に完全導入されたことで、次第に使われなくなりました。
日本では1989年7月24日、大雪山系の登山ルートから外れた旭岳南方の忠別川源流部で、シラカンバの倒木を積み上げて造られた「SOS」の文字が発見されました。行方不明だった登山者2名は、その場所から2〜3km北でまもなく無事救助されましたが、そのほかに「SOS」と叫ぶ若い男性の声が録音されたカセットテープレコーダーのみが見つかり、こちらは誰のものか分からないままとなっています。このミステリー的な未解決事件は、「SOS遭難事件」として知られています。
「SOS」の意味は「Save Our Ship」??(一般社団法人日本船主協会)
https://www.jsanet.or.jp/seminar/text/seminar_264.html
本記事ではSOSの意味についてお伝えしました。
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では、普段何気なく使っているこの言葉が、なんと100年以上前からあるということについてお伝えします。




