厚生労働省は2026年3月31日、2025年度(令和7年度)「第49回救急救命士国家試験」の結果を発表した。受験者数3,524人に対し、合格者数は3,344人、合格率は94.9%だった。 救急救命士免許は、救急救命士法に基づき、厚生労働大臣が指定する科目を修めた大学や救急救命士養成所などで必要な知識・技能を習得し、国家試験に合格することで取得できる国家資格。試験は毎年実施され、必修問題と通常問題で幅広い知識が問われる。 2025年度の試験は3月8日に実施された。受験者3,524人のうち3,344人が合格し、合格率は94.9%。合格者の内訳は男性2,952人、女性392人。合格基準は、必修問題が44.0点以上(55.0点満点)、通常問題が132.0点以上(220.0点満点)。平均点は必修問題52.0点、通常問題178.9点だった。 教育施設別では、新卒は受験者3,357人のうち3,259人が合格し、合格率は97.1%。既卒は受験者151人のうち80人が合格し、合格率は53.0%。合格者の受験資格別内訳は、大学卒業者959人、養成所(2年課程)修了者1,172人、消防学校等の養成所(6か月課程)修了者1,157人など。 新卒の合格率100%を達成した大学は、東北福祉大学(健康科学部)、千葉科学大学(危機管理学部)、杏林大学(保健学部)、帝京大学(医療技術学部)、新潟医療福祉大学(医療技術学部)、中部大学(生命健康科学部)、京都橘大学(健康科学部)、川崎医療福祉大学(医療技術学部)、広島国際大学(保健医療学部)の計9大学・学部。このほか、受験者数の多い大学では、帝京平成大学(健康メディカル学部)が98.5%(133人中131人合格)、国士舘大学(体育学部)が96.1%(154人中148人合格)と高水準を維持した。 専門学校などの養成所でも、国際医療福祉専門学校 一関校や湘南医療福祉専門学校などが新卒合格率100%を記録した。また、東京消防庁や救急救命東京研修所、救急救命九州研修所をはじめとする全国11の消防局・研修施設などの養成所では、すべての施設で合格率100%となった。