大学通信は2026年1月21日、「2025年学部系統別実就職率ランキング(家政・生活・栄養系)」を公開した。3位に名古屋学芸大(愛知)、4位に武庫川女子大(兵庫)、5位に和洋女子大(千葉)がランクイン。1位と2位は大学通信のWebサイトより確認できる。 ランキングは、医科・歯科の単科大などを除く全国765大学を対象に2025年の就職状況を調査し、566大学から得た回答をもとに、系統別に学部実就職率上位校をまとめたもの。実就職率(%)は、「就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100」で算出。文部科学省が推奨する「就職率=就職希望者数に占める就職者の割合」と区別するため「実就職率」という表記を用いる。なお、算出方法が異なるため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。 また、ランキングには、卒業生数が80人未満の小規模学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは未掲載。各系統はおもに学部名称で分類しており、学科構成や教育の内容が似ていても掲載していない場合もある。東京大など未回答、または未集計の大学・学部は掲載していない。大阪公立大については、統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載している。 家政・生活・栄養系の実就職率ランキングでは、3位に98.8%の名古屋学芸大(愛知)/管理栄養、4位に98.5%の武庫川女子大(兵庫)/食物栄養科、5位に98.2%の和洋女子大(千葉)/家政、6位に97.8%の同志社女子大(京都)/生活科、7位に97.6%の新潟県立大(新潟)/人間生活、8位に97.3%の宮城学院女子大(宮城)/生活科、9位に97.2%の四国大(徳島)/生活科、10位に97.0%の大阪市立大(大阪)/生活科がランクインした。 3位の名古屋学芸大・管理栄養学部では、管理栄養士としての知識とスキルを身に付けるために医療領域の学びを充実させ、食と健康のプロフェッショナルとして幅広い分野で活躍できる人材を養成する。2025年3月卒業生は171人全員が国家試験を受験、164人が合格。合格率は95.9%にのぼるが、同学部は国家試験合格をゴールではなくスタートとしてとらえ、社会で活躍できる管理栄養士になるまできめ細かくサポートする。たとえば、2~4年次のカリキュラムにキャリア支援分野を設け、「医療機関」「教育機関」「フードサービス」などの将来のフィールドに直結する科目を選択できるという。 4位の武庫川女子大・食物栄養科学部は、「食物栄養」「食創造科」の2学科を設置。食物栄養学科では、「ステップアップ教育プログラム」により段階的に専門性を高めるほか、実際の臨床現場で管理栄養士の指導のもと患者と接しながら学ぶ「臨地実習」に力を入れている。食創造科学科では、1年次から食と栄養に関する基礎を学び、3年次に興味・関心に応じて「マネジメント(販売・流通)」と「イノベーション(食品研究・開発)」の2コースから選択して学ぶことができる。すべての学生が参加するインターンシップは、100社以上の企業と連携し、所属コースの履修内容に沿った企業で就業体験を行う。なお、武庫川女子大は2027年4月共学化し、武庫川大学に名称を変更する予定。 5位の和洋女子大・家政学部は、「健康栄養」と「生活環境」の2学科を設置。健康栄養学科は、専門知識と高いコミュニケーション能力を兼ね備えた実践力ある管理栄養士を養成する。栄養教諭の教員免許、食品衛生管理者・監視員、NR・サプリメントアドバイザーなど、多様な資格が取得できる。生活環境学科は、既存の服飾造形学科と家政福祉学科を改編し、2026年4月に新学科としてスタート。「服飾造形」と「家政福祉」の2コースを設置し、専門分野の「衣・食・住・福祉」と、特色ある科目「インクルーシブアート、睡眠、起業等」の他分野の学びを組み合わせて、生活を創造する力を身に付ける。大学通信のWebサイトでは、ランキングの1位と2位を掲載しており、一部の大学についてはカリキュラムの特徴などを紹介。このほか、ランキングの1位から30位を一覧でまとめている。2025年実就職率ランキング「家政・生活・栄養系」1位は?「2025年学部系統別実就職率ランキング」一覧法学系文・人文・外国語系福祉系国際系心理系体育・スポーツ系観光系経済系農学系家政・生活・栄養系薬学系