KADOKAWAは、「難関大入試 鉄緑会 物理問題集 登竜門 力学・熱力学篇」(編:鉄緑会物理科)を2025年12月18日に発売した。 東大・京大・国公立大医学部といった最難関大学へ多数の合格者を輩出し続ける受験専門塾「鉄緑会」。その物理科が長年の指導実績をもとに制作した、合格のための至極の問題集「登竜門」が書籍化された。本書は、高校物理の出発点となる「力学」「熱力学」分野を扱ったもので、続篇の[波動・電磁気・原子篇]が2026年刊行予定。単なる過去問演習にとどまらず、鉄緑会講師陣が「今、解くべき良問」を厳選し、教育的効果を高めるための緻密な調整を加えた一冊に仕上がっているという。 難関大学の物理入試を突破するためには、公式の暗記ではなく、現象を正しく理解し、論理的に導き出す思考力が不可欠となっている。本書に収録された問題は、鉄緑会物理科が「どのような力を身に付けさせたいか」を意図し、原題に「改題」を施して作成された。現象の本質を突く良問に取り組むことで、無駄なく最短ルートで合格に必要な物理的思考力を養う。 同書の特長は3つある。1つ目は、シリーズ厳選200問の「改題」が生む圧倒的な学習効果。[波動・電磁気・原子篇]と合わせ、厳選された計200問を収録(本書には88問収録)。重要分野や受験生が苦手としやすい分野には特に多くの問題を配置し、重点的に対策できるよう設計されている。 2つ目は、類を見ない豊富な「別解」。「1つの問題に対し、複数のアプローチを持つこと」こそが重要であるという理念のもと、解説には「別解」や「注釈」を多数掲載。多角的な視点を獲得することで、未知の問題にも対応できる応用力が身に付く。 3つ目は、3段階のレベル設定で、基礎から難関大までカバー。問題は難易度別に3段階に分類。自分の現在の実力に合わせて、基礎の確認から難関大入試レベルの演習まで、段階的にステップアップが可能である。 鉄緑会は1983年、東京代々木に中高6年一貫の有名進学校の生徒を対象とした、東京大学受験指導の専門塾として設立。以来今日まで、開成、筑駒、桜蔭といった首都圏難関校の最上位層が己を研鑽する場として集い、その独自の6年間カリキュラムによる徹底した指導で、毎年きわめて高い確率で圧倒的多数を東大合格へと導いてきた。歴代の鉄緑会卒業生も、現在では医学界・法曹界・政官界・学術界と、国内外を問わず幅広く活躍中である。鉄緑会の鉄は東大医学部の同窓会組織「鉄門倶楽部」の鉄、緑は東大法学部の同窓会組織「緑会」の緑。文字通り、東大医学部、法学部の学生・卒業生の伝統に由来する。◆難関大入試 鉄緑会 物理問題集 登竜門 力学・熱力学篇編:鉄緑会物理科発売日:2025年12月18日(木)定価:2,530円(税込)判型:A5判ページ数:224ページ目次:第1章 運動方程式と力のつり合い第2章 等加速度運動・相対運動第3章 慣性力・束縛条件第4章 仕事とエネルギー第5章 運動量第6章 円運動第7章 単振動第8章 惑星・重心・二体問題(1)第9章 惑星・重心・二体問題(2)第10章 状態方程式と熱力学第一法則第11章 様々な状態変化