人生詰んだどん底サラリーマンが、再就職した会社で“ちょっとだけ”エスパーになり、仲間たちと世界を救う…（!?）はずだった本作。
第7話では、飲むと“ちょっとだけエスパー”になれるEカプセルを発明したのが、30年後の市松（北村匠海）だということが判明。そのレシピを盗んだ何者かが過去に送信したことで、疑惑をかけられた未来の市松が“アイ”と名乗って、2025年の市松に通信を行い、助けを求めていた。
これには「兆が薬を盗んだ!?」「市松くんにこんな重大な任務があったなんて…」「アイと突然通信が途絶えるのもドキッとする」などSNSが騒然。さらに、そんな市松が桜介（ディーン・フジオカ）の能力で死の淵をさまよう窮地に追い込まれるという衝撃の展開も…。桜介は単に“花を咲かせる”だけでなく、活性酸素の力で成長を促進させる…つまり酸化によって細胞やDNAを損傷させることもできうる危険な“酸化”のエスパーだったことも判明した。
この桜介の能力によって皮膚が変色し、呼吸もままならない市松だったが、文太（大泉洋）らの機転で快方に向かう。その一方、桜介は自分の恐ろしい力に激しく動揺していて…。
「花咲かせるだけなんてかわいいものじゃなかった」と驚きの声が上がる中、流れた次回予告で目から血を流す桜介の姿に「桜介さんどうなる!?」「桜介心配すぎる」「もう、テンションの高い桜介は見れないの？」など、不安の声も多数寄せられた。
また、当初は記憶喪失だと思われていた四季（宮﨑あおい）は、最近はたまに見る“ぶんちゃんが死ぬ”の悪夢で文太の顔が兆に入れ替わるほか、楽しかった思い出の“ぶんちゃん”の顔がなぜか兆になる…など、記憶が混在する現象に苦しんでいた。その理由は、「ノナマーレ」の社長で文太たちエスパーを作り出した張本人・兆が、文人（フミト）という名の本当の夫“ぶんちゃん”だったから。しかもなんと、兆は30年後の2025年から投影されている立体映像で、四季に“2026年に文人と出会う”未来の記憶をインストールしていたのだ。
しかし、このインストールはアクシデントにより失敗。中途半端にインストールされてしまったため、現在と未来の記憶が混在し、混乱状態に陥っていた四季…。そんな彼女を救うべく、これまでの半年間の記憶を消し、“未来の記憶”の再インストールを提案する兆だが、四季は兆にキッパリとNOを突きつける。「私のぶんちゃんは文太！」――涙ながらに文太を選んだ四季の選択に、「未来が変わった!?」「文太、本物のヒーローになりつつある」「めっちゃ泣いた。ぶんちゃんと四季のこの半年を、なかったことになんか出来ないよね」など、“人を愛してはいけない”というルールを飛び越えて思い合う2人の愛に涙する視聴者が続出した。
「カプセルを飲まなければ今年中に死んでいた」冷酷すぎる兆の言葉に「ヴィランすぎる」文太を選んだ四季に大きなショックを受けた兆がラストシーンで語ったのは、文太、桜介、円寂（高畑淳子）、半蔵（宇野祥平）を選んだ条件、「ノナマーレ」でエスパーにした理由だった。
それは、「Eカプセルを飲まなければ、みんな今年のうちに死んでいた」「ノン・アマーレ。愛してはならない。あなたたちが、いらない人間だから」という、あまりにも一方的で非情すぎるもので…。
文太たち同様、「兆さんひどい…」「ヴィランすぎる」「過去に勝手に介入しておいて、そんな言い草ってない」「エスパーに選ばれた理由が、あまりにも悲しすぎるよ…」「ここへきて『あなたたちはいらない人間』。野木亜紀子さんが振り切っとる」「野木さん…中々シビアなことを」など、脚本家・野木亜紀子が生み出した兆の冷酷で容赦ない言葉にがくぜんとする視聴者があふれた。
しかし、その一方では「やり方はともかく過去を変えてまで四季ちゃんを守りたい兆の気持ちは本物なんだよな、切ない…」「四季ちゃんとぶんちゃんほんと、幸せになってくれよ…」と、2人の“ぶんちゃん”の四季への愛に複雑な思いになる人も…。
衝撃的な事実が次々に明かされるという怒とうの展開に、「こんな展開になるなんて…」「みんなの表情一つ一つがどきどきする」「桜介の能力も、四季の記憶の問題も、完全に俺たちをミスリードしといて、想定外の角度から種明かしをする野木亜紀子、すげー脚本だな…」「もう1回見直してくる」「心臓握られたような」「はやく1週間過ぎろ！」と沼落ちする視聴者も多く、Xではトレンド1位を獲得。さらにNetfilxでは日本における週間TOP10に、「イクサガミ」や「ストレンジャー・シングス 未知の世界」など多くの人気作品と並び配信開始から6週連続入りとなっている。
兆が世界を変える本当の理由が第8話で明らかに！
自分たちが選ばれた理由を知り、がくぜんとする文太たち――。
今夜12月9日放送の第8話では、そんな彼らに追い打ちをかけるように、兆が桜介、円寂、半蔵を解雇。さらに、明日中に社宅を明け渡すよう告げる。文太たち“Bit5”は、ついにバラバラになってしまうのか――。そんな中、桜介が目から血を流して倒れてしまい…!?
一方、ひとりだけ解雇を免れた文太は、兆から新たなミッションを課せられる。兆の人を人とも思わない態度にあぜんとしながらも退職届をたたきつけ、「やるわけないだろう！」と怒りをあらわにする文太だが、兆は「あなたはこのミッションをやるしかない」と静かに告げて…。兆がそこまでして世界を変えたい理由とは？ 一体、過去を改ざんした未来に何があるのか…。そして、解雇されてバラバラになってしまうエスパーたちの運命、文太と文人…ふたりの“ぶんちゃん”が選ぶ愛の結末からも目が離せない。
「ちょっとだけエスパー」は毎週火曜21時～テレビ朝日系24局にて放送中。
